スルカ・メルサ 5
大量の木をエルデはくらった後地面に転がるとスルカは地面に転がったエルデにうまのりになり、エルデが持っていた棍を拾ってエルデを攻撃する。
「ぐぅ!」
「どうした?異能は使わないのか?」
「異能、なら、さっ、きつかっ、た。我、の、異能、は」
エルデは攻撃されながらスルカに言うとスルカは地面に転がっていた木に腹部をよこなぎされ地面に転がる。
「がっ!」
「はぁ、はぁ。我の、異能は、触れたものを、操作、する異能。これは、物に限る、がな。さっきの棍が、戻ってきたのも、我の異能、だ」
口から大量に血を吐きながらゆっくりスルカに近づくエルデ。
エルデは棍を拾い、スルカに振り下ろす。
「これで、終わり、だ」
「お前がな」
スルカは自身とエルデの位置を入れ替え振り下ろされた棍は威力は半減してもエルデに当たるが落ちた棍を拾いスルカはまたエルデの顔面を集中的に殴る。
「ぐ、ぁ。我が、こんな、とこ、ろで」
「君は相手にした奴が悪かった。簡単に言えば運が悪い。それだけよ。私の異能は強くなったのだから」
スルカはエルデの顔面を棍で殴り続け数時間後、エルデの体は全く動かなくなる。
「さて。死んだかな。それじゃ自分は帝国に」
「やっぱりきてみて正解だったな。エルデだけじゃ帝国のやつを見逃すだろうと思っていたからね」
エルデを殴り殺した後、スルカは帝国に向かって移動しようとするが背後から声をかけられた。
「はは。まさか君もトリニティかい?」
「そうだ。アガベはトリニティのこうせいいんでありトリニティの異能を使うもの」
「そうですか。それはそれはご丁寧にやられにきてくれてどうもありがとうございます」
スルカは本を持つ女に攻撃すると本を持つ女は呆れながら
「これだから学がなく無知な奴は嫌いなんだ。アガベに勝てないとわかっているのになぜは向かうんだか。理解ができないな」
本を持つ女は本を前に出したあと本から眼鏡をかけた男が出てくる。
「な、本の中から人が!」
「何も驚くことはないだろう。アガベの異能でこいつは本の中に取り込んだんだ。こいつはもう無能だが簡単に死ぬことはない。アガベの秩序で簡単に死ねない体にしてあるからな」
メガネの男はスルカに殴りかかるとスルカは異能を使って位置を入れ替えようとしたが
「な!」
「アガベの秩序発動中は異能は使えないよ。無知で愚かな帝国人よ。無知なまま死ぬといい」
メガネをかけた男はスルカの腹部を殴るとスルカは背後にある木に激突し、血を吐いた後に地面に倒れる。
「じ、自分はこんなところ、で」
「いやはややっぱりコウタさんはすごいな。スルカが危ないってよくわかるね」