スルカ・メルサ 3
「お前が入ってはダメと言われたのはギルドにだ。ギルド以外なら大丈夫だろ?」
「ふふ。それは都合のいいいいわけですね。でもギルドマスターに嫌われた時点で帝国はさらにマイナスの報告を受けるかもしれません。自分は帝国の評判を上げたいので自分とは別の帝国の将軍が来てくれた方がいいです。ラウンズは狂人の集まりに近いですが少なくともまともな方が多いですから」
スルカは俺に言った後立ち上がって俺の横を通り過ぎようとすると俺は
「俺が聞いているのはお前はそれでいいのかってことだ。今は帝国云々はどうでもいい」
「いやいや自分はよくありませんよ。それに自分は帝国の将軍代表としてきてますから。代表でなくなるなら自分はいてもいいですから肩書きじょうはいることはできません」
意外とお堅いことで。
「なぁ。スルカ。提案があるんだが」
「ん?何かな?」
「俺たちの仲間にならないか?俺は呪い喰いでお前の異能を喰ったからお前の異能を使えることができる」
俺はスルカを誘うとスルカは首を横にふり
「お誘いは嬉しいですが自分は帝王陛下に恩義があります。ですので仲間になることはできません」
「恩義、か。そうか。それなら仕方ないか」
「はい。残念ですが諦めてもらえると助かります。後なんで自分の異能が使えることを?」
「いや勝手に使うのも後味が悪いからな。本人には言っておくべきだと思ってな」
俺はスルカに言うとスルカは少し笑い
「そういうところは男性としてはポイント高いと思いますよ。自分は。ですが自分にはコウタは勿体無いので諦めておきます。どうやらお仲間の方にあなたの好きな人がいるっぽいですから」
好きっぽい人がいる?シナコのことか?確かにシナコの事は好きだが今は何とも言えないしな••••••。
「お前にはわかるんだな」
「ん?好きな人のことですか?まぁなんとなくですが見ていればわかりますよ。自分も鈍感な方だとは思いますが意外とわかるもんはわかるんですね」
え?そんなあからさまなん?俺は全然わからないんだが。
「自分はとりあえず一旦帝国に帰ります。また機会があれば会いましょうコウタ。次に会う時を楽しみにしていますよ」
「そうだな。お前とはもっと一緒にいたかったがお前が帰るというならこれ以上は何も言わない。機会があればまたあおう」
「ふふ。そんな思わせぶりな事はあまり言うべきはありませんよ。ではお達者で」
俺はスルカと話を終えた後スルカは帝国側の方に歩いて行き俺はギルドに戻った。