トリニティの目的 2
俺はゴールン都市のギルドの前に立つとそこにはチンピラみたいな見た目の男がいた。
「なんだなんだ?ボスのやつがゴールン都市は後はゴミ掃除だけだとか言っていたがまだ戦えるやつが居たのかよ」
「ああ。いたよ。すまないね。さっき着いたばかりなんだ。君がもっとはやく都市についていれば死なずに済んだかもね」
俺がチンピラ男に言うとチンピラ男は
「よく回る口は俺っちの異能でさいてやるよ!このキリサクツメでな!」
チンピラは片腕を前に出すと片腕だけやたらとでかい手で爪がかなり鋭利だった。
なんか戦闘面では役に立ちそうだけどそれ以外だとあの腕ふべんそう。
「俺っちの異能は戦う時はこの腕に変更できて戦いが終われば普通サイズに戻せるんだよ!だからこの通り両腕でこうでき」
「口ばかり動かさず体を動かしたらどうだ?」
「ぬかせ!今バラバラにしてやんよ!」
チンピラ男が俺に接近戦でくると俺はチンピラ男の両腕に切断糸を下ろして手の部分を切断する。
「ば、ばかな!俺っちの、俺っちの手が!」
「お前みたいな雑魚をよこすなんてよほど人が足りていないらしいな。トリニティの組織の人材はよ」
「お、俺っちは、俺っちは弱くなんか」
まぁいい。こいつはもう殺そう。そしてトリニティもはやく潰さないと。これ以上シナコを不安にさせるような、俺の仲間を不安にさせるような奴らは全員殺す。
「じゃあな。トリニティに入ったことを恨め」
「ふ、ふざけるな!お、俺っちはこんなところで終わっていいような」
俺は剣を抜いてチンピラ男の腹部に刺すとチンピラ男はその場でうずくまり、しばらくした後全く動かなくなった。
「終わったか。コウタさん」
ギルドマスターがギルドから出てきて俺に言う。
「ああ。終わったよ」
「そうか。助かる。それでしばらくはいてくれるんじゃろ?」
「ああ。しばらくは世話になるよ。それよりサザメは」
俺はギルドマスターに聞くとギルドマスターの後からサザメが出てきて
「コウタ。強く、なったんだね」
「強くなったってお前あの時俺の戦いを見ていただろ?」
俺はアーブルル王国でのことをいうとサザメは
「は、はは。あの時、おいは自分の仲間が死んだのを受けいれられなかったからさ。あんときはちゃんと見てなかったんだよ」
サザメが俺に言った後、俺たちの前に
「あらあら。皆様方お揃いですわね。魔王様のいう通りほねぬきに出来そうなかたばかりですわ」
「お、お前は、な、なんなんだその姿は!」
俺はそいつの姿を見て驚く。なんせそいつの姿はミチルのような姿をしていたからだ。