魔族とアルカナ 2
俺たちはアーブルル王国から出て数分後にアルカナは俺たち5人の前に姿を現し
「呪いもちから解放された4人と主人様。あなた達に私の知る全てをお話します。ただ今回は異能ではなく私と魔族についてです」
アルカナは俺たち言うとマルセが
「アルカナ。あんた、まさかあの魔王のスペルタクスとかいうやつと関わりがあるの?」
「はい。私は人間ではありません。私は魔族です」
アルカナは驚愕の事実を俺たちにつげる。
「お前が魔族だと?」
「はい。私は魔族です。ですが奴らは敵です。理由は教えて欲しいならいいますが」
アルカナは俺たちに言うとマルセが
「お前はなんでこちら側にいるんだ?」
「私は今の魔王が嫌いなんです。前魔王に私はつかえていました。ですが今の魔王は暴虐ぶじん。武力で支配するような奴です。前魔王はただ平穏をもとめていました」
アルカナはマルセに言うとマルセはアルカナが言うことを嘘のように
「魔族が平穏をもとめる?そんなことありえないでしょ。だったらなんで今でも魔物は沢山いるのよ」
「それは今の魔王が封印されても爪痕を残すかのように自らの魔力をこの地に大量に流したからです。そのせいでこの地にいた動物達が姿を変え魔物へと変化しました」
確かに魔物はほとんどというか動物系のやつしか見てないな。
「そう。なら今の魔王とやらを倒せば平和になるのかしら?」
「それはまだなんとも言えませんが魔物は今の状態よりは少なくはなると思います」
アルカナはマルセに言うとマルセは黙り、俺は
「アルカナ。なんでお前は人間の姿をしているんだ?魔王やオーキ神父だったやつは翼が生えたり角が生えていたりしたが」
「それはどうでもいいことだとおもいますが私達魔族は人間に化けることができます。ですが最初からうまく人間の姿になれるわけではありません。ある程度練習しなければ人間の姿なれません。簡単にボロが出ます」
簡単にボロがでるねぇ。ならアルカナは人間に化けるのが上手いってことか。
「ちなみに私は隠すのが上手いわけではなくこの呪い喰いの中では隠す必要がないだけです。この呪い喰いの異能は魔族としての部分を呪いとし感知しすいとりますから」
呪い喰いがアルカナの魔族である部分をくっているならそれはそれでアルカナの存在がヤバくなるんじゃないのか?
「安心してください。私はキヅラ様の生命力を操作する異能のおかげで以前よりはだいぶ楽になっております。これのためにも主人様よりキヅラ様の異能を私に託してもらうよう頼んだのです」