魔王復活 3
「さて。ではこの協会は破壊しましょう。セクヤ。頼みましたよ」
オーキ神父は魔族に変化したセクヤに命令するとセクヤは教会で暴れ建物を破壊する。
「オーキ神父!やめろ!」
「その名で呼ぶのはやめろ。わしの名はオンキだ。人間の姿でいるのはかなりうんざりしていたんだ。今はとてもここちよい気分だ。やはり本当の姿はいい!最高だ!」
オンキは高らかに笑いながら言った後クナンがオンキに近づき
「私は魔王復活に貢献した。これでお前との契約は果たした。後は好きにやらせてもらう」
「ああ。お前が後は私や魔王様を利用できるなら勝手にするといい。私達も好きに動く。じきに魔王様直属の部下でもある魔王様へ反抗した七人の大罪魔族も目覚める」
オンキはクナンに行った後クナンが率いていたトリニティの仲間は撤退していく。
「どこに逃げるのよ!」
マルセがクナンに叫ぶとクナンは
「魔王が目覚めたこの瞬間から私達の目的は果たしている。魔王が目覚めた今この世界は混沌へとおちていく。私達トリニティは魔族に恩を売り生き残ることも目的の1つ。それを達成した今この場所にもう用はない。ではな」
マルセはクナンに爆炎を放ったがその前にクナンはワームゾーン?のような異能で味方ごとどこかへ移動する。あいつワープゾーンの異能まで持っていたのか!
「すいませんコウタさん。敵を逃がしてしまいました」
「済んでしまったことは仕方ない。今は目の前の奴をどうにかしよう。後のことはあとから考えよう」
俺はマルセに言うと魔物化したセクヤとオンキの方を見る。
「私もお暇したいところですがこの魔物を放っておくのもかわいそうというもの。せめて最後くらいはつきあってやるよ。セクヤ王」
「ア、ァア、ア」
オンキはセクヤに言うとセクヤは軽く悲鳴的な声をあげる。
セクヤは俺たちに爪を突きたて、俺はセクヤの攻撃を避けたあとセクヤの片腕を糸の異能できりおとす。
「アギャー!アァ!」
「あぁ。酷いことするもんだ。でも痛みなんて感じないでしょ?ほぼ死にかけの状態から魔族に変えられたんだから。でも無理やり魔王様に体をいじくられたんだから君はもう長くはもたないだろうけどね」
オンキはセクヤに言った後に笑うと
「お前ら。仲間だったのに何でそんな酷いことを」
「仲間だったから何だって?私は魔族。そしてやつは人間。それだけの話だ。それに十分いい夢は見させてやったんだ。こちらとしては感謝はされこそすれ恨まれるようないわれはありませんね」
オンキは俺たちに言った後またセクヤをけしかけてくる。俺たちはセクヤの攻撃を避けた後今度はマルセがセクヤに近づき爆炎で体を燃やした。