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魔王復活 2

 魔法陣の中心にいた男は急に空中に浮いたかと思うと背中から黒い羽が4つ、頭にツノが2本生え目を開くと黒い目へと変化していた。魔法陣の中心にいた人間、もとい魔族へと姿を変えた男はあたりを見渡すとオーキ神父のそばによる。


「オンキ。ここはなんだ?」

「スペルタクス様。まずはお目覚めくださり感謝いたします」


 オーキ神父はスペルタクスと呼んでいる魔族に頭を下げる。あれが、魔王、か?


「ふむ。それよりオンキ。ここはどこだ?」

「ここは人間の国、アーブルル王国にございます。わし達の王国、エンテイア王国を滅ぼした後に人間が作った国にございます」

「ここがエンテイアの後に建てられた国か。こんな聖堂をつくりおって。我の封印がとけんようこざかしい真似をしてくれたものだな。勇者の一族は」


 スペルタクスがオーキ神父に言うとオーキ神父も姿を変え、体の色は黒く変化し肩には黒いツノが2本生え、背中から黒い首が伸び、そこからは顔が2つ出てきた。


「わしは魔王スペルタクス様に使えし、軍師オンキ。今までは魔王様を目覚めさせるため行動したいたのよわしは。そしてセクヤ王」


 セクヤ王はオンキに名を呼ばれ魔王に近づくと魔王に対し


「魔王様。私に力をお与えください!私は魔王様のために尽力致しました!ですから私にお力を!」


 セクヤ王は魔王に言うと魔王はセクヤ王に近づくと。


「ふむふむ。ようやった。それで力とはどのような力を望む?」

「そ、それは、私が誰にも馬鹿にされないくらいの力を!どうか!どうか!」


 セクヤ王は必死に頼むと魔王は口を開く。


「自決せよ」

「え?」


 魔王がセクヤ王に言った後セクヤ王は言葉通り、腰に装備していたナイフで自分の首をかっきる。


「ご、ふぉ!な、なん、で」

「なぜ我が貧弱な人間に力を与えてやらねばならん。だが我の眷属となるなら力をくれてやろう。手を挙げれば力をくれてやる。さぁ、死へのカウントダウンが近いがどうする?」


 魔王が言うとセクヤ王は手を上に上げると魔王はセクヤ王の体に触れる。セクヤ王の体に触れた後セクヤ王の体は変化し人間の体から蛇のような体に変化し、細長くなった体から小さく腕が生え指が3本の魔物へと変化する。


「約束通り力は与えた。これからは魔族として生きるが良い。愚かな人間よ。ふ、ふふ!ははは!ははは!」


 魔王は大声で笑った後オーキ神父とともに


「それでは我は力を取り戻すためしばらく姿をけそう。後は任せたぞオンキ」

「はい。任されました」


 魔王スペルタクスは姿を消し、オンキ、組織トリニティの奴らと魔族に変化したセクヤだけが教会に残った。

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