魔王復活
「主人様。急いで儀式をとめてください!魔王が目覚めるとこの世の半分が魔族の世界になります!それほどに魔王は強い!」
アルカナが慌てながら言うから俺はクナンを無視してオーキ神父を狙いに行くとクナンが俺の前に立ち
「私を無視しないでよ。魔王様復活の邪魔はさせないから」
クナンは俺に触れようと手を前に出すが俺はクナンの攻撃を避けて切断糸をクナンの腕にふりおろす。俺でも近距離なら切断糸で相手の腕をきるなど簡単なことだ。当たればの話だが
「お前は私に攻撃を当てない」
俺がクナンに攻撃すると俺はクナンに攻撃したはずなのに攻撃をやめていた。なんだ?今クナンは俺に何をした?
「私の2つめの異能。私の言った言葉通りのことが起きる。結果を残すんだ。過程はどうあれな。これで私を攻撃できない。さあ。いよいよどうする?」
クナンは俺に言うと俺の背後から爆炎をマルセがクナンに向けて放つ。
「コウタさん。この人は私がやります。ですからあなたはオーキ神父を」
「わかった。けど気をつけろよ。あいつはかなり強いぞ」
俺はマルセに言うとマルセは軽く笑い
「私を誰だと思ってるんですか。あの程度のこものにはやられませんよ」
「それは心強い。それじゃ任せたぞ!」
俺はマルセにクナンの相手を任せ、オーキ神父の前にまで急ぐ。
俺はオーキ神父の前に立つとオーキ神父は不敵に笑いながら
「まさか君がここまで男になるとは思わなかったよ。人間というものを侮っていたようだ」
人間を侮っていた?自分も人間のくせに何を言っているんだこいつは。こいつのいうことは気にせずマルセの爆炎でしとめる!
俺はオーキ神父の体に触れようと近づくと
「ふ、ふふ!ははは!はっはっは!」
「何だ?何がおかしい」
「今こそわしの真の姿を、いやまだだな」
オーキ神父は俺の腕を掴むと俺を地面に叩きつける。
「がっ!」
な、なんだ?今俺は腕を掴まれて地面に叩きつけられた?こいつこんな強かったのか?
「セクヤ王。早く仕事をしてくだされ。わしはこいつを相手しているからな」
「わかった。では私が儀式を引き継ぐ」
セクヤ王は魔法陣の前で手を広げて叫ぶ。
「魔王スペルタクスよ!ここに生贄を用意した!今こそ目覚めい!」
セクヤ王が叫ぶと魔法陣の中心に倒れていた男の体に向け黒い何か集まっていき魔法陣の中にいた同級生?の奴らは生気を吸われていくかのように白骨化していく。
そ、そんな、生気を吸っているのかあれは?キヅラの異能みたく。だがあれはもう。
「生贄としては少ない方だが異世界人4人ならば魔王様も満足してくださるはずだ」
オーキ神父はにやけながら俺に言った。