トリニティ 3
俺はチウルスとマリネットに拠点を任せたあとマルセ、キヅラと共に教会に向かう。
まさか異世界に最初に転移してきた場所にこんな形で戻ることになろうとは。
俺は2人と教会の前に着くと教会の前にサザメが倒れていた。
「サザメ!」
「コ、コウタか。すまね、ぇ。しくじった。おい以外の4人はみんなあの、くそオーキにやら、れた。おいは、生かされて、お前らを誘き出すえさに」
「はいはい。よくできましたねサザメ君。褒めてあげますよ」
教会の中から神父の服を着た老人。オーキ神父が出てくる。
「よう。初めて会った時より若返ってないか?」
「いやいや。初めて会ったときも言ったろう。わしは見た目ほど老けておらんと。お前たちはわしを舐めすぎだよ」
オーキ神父は俺たちを教会の中に入れると教会の中ではクナンとクナンの仲間?とセクヤ王、そして教会の中央には魔法陣が刻まれておりそこの中心に小汚い格好をした男とサザメが連れていたチームの奴らが円になるように倒れていた。あの中心にいるのはミカヅキ王子か?ずいぶん汚らしい格好をしているが。
「さぁ役者は揃いました魔王様召喚の儀式をはじめましょう!」
「そうはさせないよ!」
俺がオーキの言う魔王召喚の儀式を邪魔しようとするとクナンが俺の前に立つ。
「クナン!邪魔をするな!」
「邪魔ならするよ。なんせ私はこの為に今までやってきたんだからね。一緒にいたくもないアキラともいたしアキラの取り巻きのクズともいたのは全てここに至る為。私の計画のために奴らはかくれみの、そしてアキラの力は私が手に入れた!」
クナンは俺に触れようとすると俺はクナンの攻撃を避ける。クナンが触れた地面は柔らかい何かに変化していた。
「これは、柔らかくする異能。まさか」
「テンノスケの異能じゃありませんよ。確かに彼の異能はダメージをやわらげたりものを柔らかくする異能でしたが。私はアキラの異能を奪いとったんですよ。私の本当の異能。ザ・トリニティによって」
ザ・トリニティ?それがやつの。クナンの異能なのか。
「主人様。ザ・トリニティはトリニティの異能使いの中でかなり強いレア異能になります」
アルカナは俺の隣に現れて言うとクナンは
「そう。私の異能はレア異能。君もそうなんだろう?もう調べはついているんだ」
「調べはついてるって。お前が組織を率いているのはどうやら嘘じゃないみたいだな」
俺はクナンに言うとクナンは
「そうですよ。私が組織トリニティのリーダー。そしてオーキ神父とこれから復活する魔王様と手を組むんですよ」