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トリニティブック

 アガベはスクレンに対し言うとスクレンはアガベに


「いい、ことを、思いついた?いい、殺し方の、間違い、では?」

「いいや。お前は殺さない。お前はアガベのトリニティブックの一部になるんだよ」


 アガベはまたトリニティブックをスクレンの体に当てるとスクレンの体が本の中に吸収されていく。


「な、なんだ、これ、は」

「お前は文字通りアガベのトリニティブックの一部になるんだよ。お前は現実では死に本の中で生き続ける。それがアガベのトリニティブック2つめの異能。ザ・メモリー。アガベのザ・メモリーの中ではお前は何もできない。ただトリニティブックに取り込まれお前はアガベのために生き続けなければならない。この本の中でな!」

「な、ん、だと。なら、ば、自決、を」

「させるわけないだろう能なし。異能秩序、発動。アガベの目の前で自決は禁ずる」


 スクレンは自分で舌を噛もうとしたがアガベの秩序により自決することができなくなり、トリニティブックに吸い込まれた。


「これでアガベの仕事も終わり。あのバカを連れて教会に向かうか」


 アガベはマリネットとスペルダがいるであろうレジスタンスの拠点の奥へ向かった。





 スペルダとマリネットはスクレン、アガベと分断された後互いに睨みあっていた。スペルダが民達を狙った瞬間マリネットが糸で無効化し、スペルダはそれによってかなりイラついていた。


「もう!くだらないことばかりしないで僕様に殺させろー!」

「バカね。殺させるわけないでしょ。むしろあなたこそ私の貫通糸でさっさと死になさい!」


 マリネットはスペルダに貫通糸を放つがスペルダの異能、攻撃の相殺によりマリネットの攻撃は防がれる。


「何回もおんなじことしてる君の方が僕様はバカだと思うよ」

「しょうがないでしょ!あなたの異能が厄介なんだから!本来ならあんたなんて簡単に殺せるのに!」


 マリネットはまたスペルダに糸をとばすがスペルダは全て


「無駄無駄無駄無駄!僕様には一撃必殺みたいな異能は通じないんだよ!」


 スペルダはマリネットに言った後スペルダの背後に


「おい馬鹿。アガベのやることは終わった。さっさと教会に行くよ」

「お、アガベ。あいつの異能を本にいれたのか!」

「ええ。だから早く行くよ。でないとクナン様がお待ちかねだろうし」


 スペルダの背後に現れたアガベが言うとマリネットはアガベに


「スクレンはどうしたんですか!?」

「さぁね。敵に教えるほどアガベは馬鹿じゃない。じゃあね。今のアガベは気分がいいからここの民と君たちを見逃してあげる」

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