レジスタンス拠点で
コウタ達が城に攻めて数時間後、拠点を守っていたスクレンとマリネットは襲撃を受けていた。
「こいつは何もんだ!」
「口の悪い人ですね。品のないあなたが秩序などという素晴らしい異能を持つべきではありません。このアガベ・ソウカにその異能を献上しなさい」
アガベと名乗った見た目は髪の毛はストレートなロングヘアーで色は銀色、顔は綺麗な肌丸メガネをかけており体は普通体型の女性だった。
「大人しく帰るのはあなたのほうですよ。私の糸で死にたくなければ早く帰りなさい」
「頭の悪い奴はそんなことしか言えないんですね。アガベは知っていますよ。あなたの愚かなところ。アガベの知識はあなたたちを凌駕します。それにアガベ1人では来ていません。アガベはまだトリニティの収集中。クナン様の命でアガベ達トリニティをもつ異能は2人で行動することが命じられています」
アガベはマリネットに言うとアガベの横にアガベと同じくらいの体型の男が現れ謎の構えをした後、腕を前に出し
「波動拳!」
男は何か魔力?的なものを飛ばしマリネットがしかけていた糸か次々と破壊されていく。
「な、ばかな。私の糸がそう簡単に」
「ふっふーん!僕様の攻撃は全てを破壊するんだよ!どうだ!」
アガベの隣にいた男が自慢げに言うとアガベは呆れながら
「アガベはお前の異能に関しては認めているがその馬鹿みたいな必殺技的なやつに関してはセンスがないと思っているよ」
「あ?僕様の技名にセンスがない?センスしかないだろ!波動拳に覇王拳!それに魔王拳!」
アガベの隣にいた男は興奮しながらアガベにいい、2人が揉めている間にマリネットはアガベの隣の男に攻撃する。
「貫通糸!」
「きたきたきたぁ!覇王拳!」
マリネットの貫通糸が男の体にあたる前に男が放った魔力?的な異能に防がれ貫通糸は男の攻撃を貫通せずにとまる。
「あ、ありえない。私の異能はコウタ様に呪い喰いで呪いを喰ってもらったおかげでかなり強くなっているのに」
「このバカ、スペルダ・カンクウは本当に大馬鹿だけどその代償にスペルダの異能はありとあらゆる奴の異能を相殺する。それがスペルダの異能。だからよくわからない技名など言わなくていいのになんのこだわりなのか全く。本当にそこだけは理解できないよ」
「アガベに理解されるつもりはないよ!僕様はただかっこよく異能を使いたいんだから」
アガベとスペルダが揉めている間にスクレンが
「マリネット君。君はこの拠点にいる民達を連れて逃げてくれ。私が時間をかせぐ」