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動きだす組織

 アルカナは俺の隣に現れて俺にいう。


「アルカナ。お前はあのクズルアとかいうやつの異能を」

「はい。知っています。そしてトリニティは3つ異能を取り込むことができるのとトリニティを持つ異能使いは3人います。そしてトリニティは3種類に分かれています。知、体、オールマイティ」


 オールマイティ?なんでひとつだけそんなものが?


「知のトリニティの異能使いは恐らくですが本に対象の異能をとりこみその人の異能を使うことができます。そして体は先程のやつのように丸い球体にして飲み込むとそやつの身体能力、異能を手に入れることができます。そして最後のオールマイティですが」


 アルカナはオールマイティについて説明する前に俺たちの前にサンサとやりあっていたキヅラが俺たちに追いついてきた。


「キヅラ。無事だったか」

「もちろん無事よ。それより大変よコウタ。私とあのくそジジイがやりあってる時にあいつが、クナンが現れたわ」


 クナンのやつがサンサとキヅラの前に?まさかキヅラの異能を狙っていたのか?トリニティとかいう異能使いが3人いるからやつもその可能性は高いからな。


「私はあのくそじじいに逃がされてコウタと合流しにきたの。シナコはどこ?」

「シナコなら地下牢にミカヅキ王子を助けに行った。俺たちもお、うぞ」


 俺はタンドとの戦いで体にだいぶ負担がきていて思わず地面に膝がつく。


「く、そ。今更からだにきやがっ、たか」

「コウタ。休んでな。私が見てくるから」


 キヅラは俺に言うと王の間から出て地下牢に向かう。俺もおおうとはしたが体がいうことをきかず地面に倒れてしまう。

 く、そ。俺は、こんな、にも、弱かった、のか。やっぱり、俺が生き残れて、きたのは、呪い喰い、のおかげ。セクヤを倒した後は、体を鍛え、ようか、な。

 俺の意識はそこでとぎれそのままその場で意識を失った。




 コウタと別れた後シナコは地下牢を探索しミカヅキを探していた。


「ミカヅキ王子は一体どこにいるのかしら。多分罪人っぽい格好はさせられてはいないはずだけど」


 シナコは走りながら牢屋をひとつひとつ見て進んでいくと奥の部屋から怒鳴り声が聞こえてきた。


「おい!このクソ王子!よくも俺様達を捕らえてくれたなぁ!」


 でかい声とともに人を殴る音が聞こえてくる。シナコは急いで人が殴られている場所にまで移動すると巨体の男とかなり痩せ細っている銀髪の男がいた。


「やめなさいあなた!何をしているんですか!」


 シナコは巨体の男に言うと巨大の男は


「うるせぇ!ぶち殺すぞ!俺様は今、猛烈に腹が立っているんだよ!」

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