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VSタンド 2

「ただではくらわないというわけか。やられたよ」


 タンドは俺の腕の骨を砕いた足を見ながらいう。俺は確かにやつの攻撃は見えなかったが咄嗟に体の周りに防御糸をはり、守りを固めた。だがそれでも片腕の骨は砕けた。その代わりにやつも切断とまでは言わないが片足が血まみれだった。


「見えないなら、防御するしか、ないだろ」

「そうだな。おかげでさっきよりは早く動けんよ。よくもやってくれたな」


 タンドは俺に言った後片足の力だけで俺に急接近し


「片足が血だらけだろうがなんだろうが俺はもうひとつ足があれば十分だ」

「っく!」


 タンドは俺の腹部を狙ったパンチをしてくるが俺はそれを糸を出して防御しようとするがタンドは俺の糸を避けて攻撃してくる。


「っ!」

「どうした?この程度なのか?噂のコウタはそれほど強くないな」


 タンドは俺にいうと俺はタンドの腕を掴み


「な、はなせ!」

「はなさ、ねぇよ。腹に1発もらった、んだ。もう片腕、もらうぜ」


 俺は爆炎でタンドの片腕を一瞬で灰にかえる。こいつは体全体でやろうとしたらきついからひとつずつ削っていかねばな。


「はぁ!俺に触れて片腕を燃やすとはなかなかやるな。楽しくなってきたぜ!」


 タンドはもう片方の腕で俺に右フックをくらわせてくるが俺はあらかじめ腹部に仕掛けておいた糸で致命傷は避ける。

 かなりいてぇがなんとか動ける。近距離ならかなり強度の高い糸で防いだのに。


「そろそろ大剣もつかうかなぁ!」


 タンドは片腕で大剣を持ち上げると俺に向けて横なぎをくりだす。俺は糸でタンドの大剣に糸をしばりつけ外側に放り出す。


「まだそんな余力があるのかよ!」

「当たり前だろ!」


 俺はタンドのもう片方の腕も掴み爆炎で消しとばす。

 これでもうタンドは両腕がなく、片足が血まみれのもうほぼ戦えない状態のはずだ。


「両腕がなくなり後は片足しか使えない。これでも諦めないのか?」

「ああ。諦めないね。むしろちょうどいいハンデくらいさ!」


 タンドは俺に言った後一瞬でまた俺に近づいた時


「はいー。そこまでー。ここからは自分がもらうっすよー」


 王の間の扉が開いたと思うとそこには銀髪の上半身が黒のTシャツ、下半身は黒い短パンの男が叫ぶ。タンドは俺よりそいつに狙いを変えたが銀髪の男の後ろにいた男はタンドの動ける足を掴み


「まだお前は前に出るべきじゃないだろ。クズルア」

「まぁまぁゼブルスちゃん。でもそろそろ自分らも動くべきなんすよ。だから」


 クズルアと呼ばれていた銀髪の男はタンドの顔を掴み


「君の能力もらうっすね」


 タンドの体は丸い球体へと変えられた。

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