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アーブルル王城王の間

 俺はキヅラをあのよくわからん爺さんを任せた後シナコと城の中を走っていると


「コウタ。先にミカヅキを助けに行きましょう。王の間の近くに牢屋に続く階段があるらしいから。そこを目指しましょう」


 シナコに言われ俺たちはまず王の間をめざす。シナコによれば王の間の扉はやたらとでかい扉らしい。俺たちが道なりに進みつづけて数分後やたらとでかい扉の前に着く。


「ここが王の間か。そしてここらから下が」


 王の間?の扉の近くに地下へ降りる階段があった。どういう構造なんだこの城は


「シナコ。君は地下牢へ行け。俺は王の間に入ってやつを、セクヤ王をやる」

「・・・私も行くわよ。ミカヅキ第2王子には悪いけど」


 シナコは俺に言うが俺はシナコに首を振り


「だめだ。それに俺は1人の方が戦いやすい。もし戦闘中シナコを巻き込んでしまうと思うと気が気でない。だから先に地下牢に行ってくれ」


 俺はシナコに真顔で頼むとシナコは「はぁ」とため息をついた後に


「本当に変わったねコウタ。あのコウタがそこまで強く言うなんて。わかったわ。ミカヅキのことは私に任せて。コウタ。あんたも絶対生きて私の前にきなさいよ。またいなくなるなんてだめだから」

「もちろん。それじゃシナコ。また後で」


 俺はシナコとわかれて王の間に入ると王の間の玉座にセクヤが偉そうに座っていた。


「やはり生きていたんだな。イツク・コウタ。アキラのことをよくも殺してくれたな。あいつは都合よく動くバカだったから扱いやすかったし、私の計画の為にも利用しやすかったというのに」

「知らないなぁ。それよりみんなを。俺の同級生を異世界に帰す方法を教えろ。召喚について知っているならまた逆もしかりだろ」


 俺は他の奴らについてはどうでもいいがシナコには帰ってもとの生活に戻ってもらいたいからセクヤに聞く。


「知らないなぁ。私はお前らは帝国に対する戦力として召喚しただけだからだな。帰す方法などしらんよ。帰す気もなかったからな」

「そうか。ならば死ね」


 俺はセクヤに近づき、マルセの異能、爆炎で攻撃しようとすると俺とセクヤの前に誰かがたち俺の攻撃を防ぐ。


「誰だお前は」

「俺はオーキ教三戦士の1人、マイクス・タンド。悪いがこいつを守れとオーキに言われたんでな」

「遅いぞタンド。後のことは任せる。私は計画を最終段階に進める」


 セクヤは王の間の隠し扉から逃げていき、俺は目の前の敵、タンドとむきあう。


「よう。イツク・コウタ。あんたは俺を楽しませてくれるのか?」

「は?楽しませる気はないよ。とっととどけ!」

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