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呪い喰い

「主人様、お目覚めください。主人様」


 う、うーん。主人様?誰だおれのことをそんな呼び方する人は


「主人様。早くお目覚めください」


 俺は目を開けあたりを見渡す。あれ?おかしいな。俺はクズシの家で寝ていたはずなのに俺の周りは地面が真っ白な床の場所でなぜか石?みたいなやつが7個くらい浮いている場所だった。俺が寝ていた隣には黒いドレスを着た黒く長い髪が特徴的な女性が立っていた。


「主人様。やっとお目覚めになられましたか」

「ここは、どこだ?それに君は?」

「ここはあなたの夢の中。そして私はあなたの異能、呪い喰いの中に宿るものです」


 俺の異能、呪い喰いというのか。そしてここは夢の中か。


「私は呪い喰いに宿る意思、名はアルカナと申します」

「アルカナか。それよりなんで俺の異能は誰にもわからなかったんだ?あの異能婆さんやアーブルル王にもバレなかったぞ?」


 俺はアルカナに聞くとアルカナは


「順に説明して参ります。まずは呪い喰いはこの世界にある異能でも特異な異能。普通の鑑定では見ることができません。同じレベルの特異な異能であれば鑑定できますが」


 なるほど。あの2人の異能を見る異能は普通レベルだから俺の異能をみることができなかったのか。


「あなた様は先日初めて異能を使ったことにより私はこうして夢の中に出てくることが可能になりました。ありがとうございます」

「?。いやこちらがありがとうだけどなんで?」


 俺はアルカナに聞くとアルカナは


「主人様に宿るこの呪い喰いの異能は特異異能の中でもさらに特異な異能。普通の異能は異能の使い方が頭の中に流れていく感じらしいのですが呪い喰いは使い方は流れずなんとなく呪いもちに近づくことでわかります。近くに呪いもちがいなくて呪い喰いを使うことなく死ぬ人もいます。呪いもちを怖がってちかづかずに死ぬ者もいますが」


 アルカナは俺に呪い喰いの恐ろしさについて言う。確かにクズシも呪いもちには近づかない方がいいと言っていたからな。だから近づく人はいないんだろう。


「呪い喰いの異能は持ち主が死んだ場合別の人へと受け継がれます。そしてこの数百年呪いもちが使われたことはありませんので今はこの悲惨な状態です」


 アルカナは浮いている石を指していう。あれは目覚めた時から思っていたがあれはなんだ?


「なぁ。あの石はなんだ?1つだけ石に赤いランプがついているが」

「あれは主人様が食べた呪いもちの異能の方の異能です」


 アルカナは俺にランプのついている浮いている石を指して言った。

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