オーキ教三戦士
「お前の異能の種はわかったぞ」
俺がミリアネに言うとミリアネは余裕そうに笑い
「あらぁあらぁ。それはお仲間が言ったとおりでしょう?私の異能は人を操る異能よぉ。それ以外に何があるのかしらぁ?言ってみなさぁい」
ミリアネは私の本当の異能はわかるまいと自信満々な表情で俺に言うと俺はアルカナに聞いたミリアネの異能について言う。
「ミリアネ。お前の異能は催眠だ」
「さ、催眠?どうしてそんな事が言えるのかしらぁ。根拠は根拠。根拠を言いなさいよぉ」
ミリアネは少し驚いた表情で俺に言う。どうやら本当にやつの異能は催眠のようだな。
「お前のその焦りの表情が根拠だよ」
「ふ、ふふ。あらあらぁ。私ったらあまり自分の異能についてバレた事がなかったから顔に出ちゃったかしらぁ。バレたならしかたないわねぇ。そうよぉ。私の異能は催眠。だからねぇそこの今刺された子の異能で一時的に私の異能を無効にしたところでねぇ」
ミリアネが言った後にゆっくりナギサは立ち上がるとまた俺に斬りかかる。
「まだ催眠がきれて」
「そうよぉ。私の異能は私が死ぬまできれないわぁ。ふ、ふふ!うふふ!無様ねぇ。仲間同士で戦うなんて。この光景を見るのはいつも楽しいわぁ!」
ミリアネが楽しそうに俺に言うと俺は呪い喰いでくった異能の1つ、チウルスの異能、ダンジョンメイカーを使い、俺とミリアネだけを別空間に転移させる。
「あらぁ。ここはぁ?」
「ここは俺が作った別空間。俺の仲間みたくこの空間を改造することはできないがここでなら俺とお前の2人。催眠は使えまい」
俺がミリアネに言うとミリアネはわらいながら
「あらあらぁ。無知でお馬鹿さんねぇ。なんで2人きりだから使えないと思うのかしらぁ?2人きりでも使え」
ミリアネが喋っている間に俺は近づき、ミリアネに殴りかかる。ミリアネは手に装備していた扇子で俺の攻撃を防ぐ。
「あ、あらあら。横暴な男。せっかちはもてませんぜぇ」
「せっかちじゃないなぁ。ただこの攻撃は近づかないと完全にお前の首を切断できないんだよ」
俺はミリアネに言うとミリアネは首あたりに違和感を感じたのか俺から距離をとり、違和感を感じたあたりの首に手を当てる。
「・・・これは、血?それに私の手からも」
「どうした?血が出るのはそんな珍しいか?」
俺がミリアネに攻撃で使ったものは呪い喰いで4つめに喰らった異能、マリネットの異能、糸だ。だが俺の場合はマリネットのように距離をあけすぎるとあまり威力は強くなく、切断糸は近距離じゃないと相手の首や腕といった部位を切断することはできない。