EP3.拠点
フク視点
オレたちはラクと名乗る人物が住んでいるという拠点に向かっていた
ラクが立ち止まり「ここだ」と言った
「マンホール?」
「下水道を拠点にしてるのね」
ラクはマンホールをどけて、先に入った
なかに入ると意外にも広かったでもそれよりなによりも
「くせー」
「コラ、文句言わないの」
「うわ、ねずみだ、しかもでかい」
「ちょっと、やめてよ、ただでさえ気持ち悪いのに」
「姉ちゃんだって文句言ってるじゃーん」
「はぁ、ほらついてくわよ」
そしてもう少し進むと拠点についた
拠点にはランプや椅子、食料など必要ないものが揃っていた
「まずは…飯にするか」
「ありがとう、助かる」
オレたちは食事をしながら今の状況を聞き、オレたちのことの顛末を話した
「ボクたちはもともと宇宙にいたんだ、そして通信がとぎれて……」
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「ボクたちは何も知らないから聞きたいことがたくさんあるんだ、まずあの怪物はなんなのか知ってるか?」
「俺は何も知らない、普通の日常だったその時急にアラームが鳴ったんだ、そしてその数秒後に空に穴みたいなものが出来てそこからやつらが突然現れたんだ、俺はすぐに走った、そんでここに逃げ込んだ、ここにある物資はその次の日に運んだ」
「そうか、何も知らないか…わかった」
「私からもいいかしら、他の人たちはどこにいるか分かる?答えたくないことは答えなくていいわ」
「俺はすぐに逃げたんだ、他の人たちの行ったところはわからない、ただ俺が逃げてる時にはすでに血やら肉やらが飛び散ってた」
そうして質問をしたり、されたりしていると時間は過ぎ去っていった。
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「そうだ、あんたたちが来たからここの物資が切れそうなんだ、明日食料調達に付き合ってくれ」
「わかった、なんでもするよ、外に出るなら他の人たちも探しに行こう」
「俺は食料を調達しに行く、人探しは勝手にしといてくれ」
「…とりあえず寝よう、ボクが見張ってる」
「3時間後に変わる」
「ありがとう」
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「んーー」
「あ、やっと起きたわね、もうみんなとっくのとうに目を覚ましてるわよ」
「ごめん、ごめん」
「さて、フクも起きたことだ、食料調達に行くぞ」