6.依頼を受ける前の一悶着
さて、初めての依頼と行こうか…
確か依頼ボードはっと、
「お、あったあった、これか、意外とたくさんの依頼があるなぁ」
今になって気づいたが、なぜかは知らんがこちらの世界の文字が読める。
明らかに日本語ではない文字なのに……神様が読めるようにしてくれたのかな?スキルの欄には何も書いてなっかたけど……まあ、日常生活に支障はきたさないし今は考えてもしょうがないか、依頼、依頼ーっと
「っと、これなんてどうかな?」
取った依頼は
「薬草採取 難易度F 報酬銅貨600枚 達成条件:指定の薬草を30個持ってくること」
と、書いてあるものだ。他にも、ゴブリン退治などもあるが最初からモンスターの討伐依頼は難易度が高い気がしたのでまずはこの依頼を受けてみようと思う。
受付に持って行こうとした瞬間……
「あらぁ、あなた新しく入ったっていう新人の子??いいお尻してるじゃない!」
なんだこいつは、もしかしてだけど俺、俺に言ってるのか!?
「なあに?無視は酷いわね?…」
目の前には身長は2mは軽く超えているだろう筋肉むちむちの巨体で顔がお化粧でベトベトになっている……俗に言うオカマが仁王立ちをしていた、
俺が声をかけられた瞬間…
「うわ、可哀想にいきなりあれに目をつけられるなんて……」
「前、目をつけられてたやつどうなったんだっけ?」
「確か……い、いや、やめておく、とても口には……」
と、周りの冒険者たちが口々に気になることを言う
なんだ?冒険者たちの会話の内容が少し聞こえてきたがこのおかま野郎完全にやばい奴じゃねーか……
こうなったら早く逃げるに限るぜ!
「す、すいません、俺これからやることが……」
「あら?このDランクのラジル様から逃げるとでもいうの?」
Dランク!?このおかま野郎がか?確かガウェインたちがCって言ってたからなかなかに強いじゃないか……
「ひ、ひぃー」
もうだめだ、おしまいダァ、勝てる訳がない、そもそも俺はゴブリンを倒せるかどうかすら怪しいんだぞ、もう諦めてこいつに……
「おう、ユーキじゃないか!こんなところで突っ立て、何やってるんだ?お、お前はラジルじゃないか、最近見てなかったけど元気にしてたか?」
と、ガウェインが声をかけてくる。助かった、本当にタイミングがいい
男だなガウェインは!
「ちっ、久しぶりねガウェインこの子あなたの連れかしら?あと、ちょっとのところだったのに……、まあいいわもう私ちょっと気分が悪くなったから今日は帰るわ!。」
はぁはぁ、助かった……
「でも今日は帰るけどまだあなたのことは諦めてないからね♡」
ゾクゾクっと、背中に悪漢が走る、こちらとしては二度と会いたくはないんだが……
あんな奴も冒険者ギルドにいるのか……
「危ないところだったなユーキ、あいつ冒険者としての腕はいいんだがちょっと男を漁るにが好きでな……」
と、ガウェインが渋い顔をしながらそう言ってくる。
「ところで、ガウェイン、お前俺よりも先に宿を出たはずだよな?なんで今更?」
「ちょっと、道に迷っちゃって……」
そういえば昨日ユーリがガウェインは方向音痴って言ってた気がするけど本当方向音痴だったなんて……よく冒険者ギルドにつけたもんだと、ガウェインについて色々なことを考えていると、
「おはよう!ガウェイン…あれ?ユーキじゃない?無事に村に帰れたのね!」
と、金髪美女のユーリが声をかけてくる。
「ああ、色々なことがあったけど無事村に帰ることはできたよ、」
本当に色々なことがあったな、まだ転生して1日しか経ってないのに…
「それにしてもガウェイン今日は早いじゃないいつもはもっとギルドに着くのは遅いのに」
え、?これで早い方なの?俺がご飯を食べ始める前に出かけたけど…
「おう、今日は冴えてるな俺!」
ガウェイン……お前はそれでいいのか……
「とりあえず俺はこの薬草採取のクエストを受けてくるよ」
「分かったじゃ、俺らは今日別行動だな!また依頼終わらせて来たらギルドの前で座って泣きそうになってるのはやめろよ、」
な、なんてことを暴露するんだ……ユーリからの視線が痛いじゃないか…
「ま、まあそれは置いといてとりあえずじゃあな」
俺は逃げるようにそに場を去る後ろではガウェインが何かユーリに問い詰められている気がするが俺のことではないと思いたい。
「すいませんこの依頼を受けたいんですが。」
「分かった、とりあえずこれが採取してくる薬草だ、一本は見本にやるから雑草はくれぐれも取ってくるなよ〜あと薬草を入れる袋も欲しいだろ、今回は特別にこれをやるからとりあえず最低でも依頼分の量は取って来てくれよ、依頼分以上のものはまた別で買い取るから。」
「はい!ありがとうございます。」
よし、初依頼だ!今日の生活費ぐらいは稼げるように頑張ろう!
こんな感じでなかなか進みませんが是非続きも呼んでください!
感想等お待ちしています!