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4.自分の職業と常識について知る

ガウェインに宿に泊めてもらったのはいいが俺、これからどうすればいいんだろう?


「すまないガウェイン俺にこの世界の常識を教えてもらってもいいか?」


「この世界?」


「い、ちっ違うこの国の常識を教えてもらってもいいか?」


(あぶねー変なところでばれるところだった、俺が異世界から来たと知ったらめんどくさいことになるだろうからできるだけバレないようにしよう。)


「まあいいや、どうしたんだ急に?」


「い、いやーゴブリンに襲われたせいで軽い記憶喪失みたいになってるんだよ頼むよ」


(……ゴブリンに襲われたせいにするのはちょっと無理があったか?確かにゴブリンごときに襲われて記憶喪失になるなんてちょっとバカバカしいが)


「分かった何から話せばいい?」


ガウェインに一瞬だけ疑いの目を向けられたような気がするがガウェインは親切に何から何まで教えてくれた。


まず、この国の名前はフィロ王国といい、貨幣は白金貨、金貨、銀貨、銅貨が使われているらしい。


そしてこの村の名前はエルダー村というらしい小さな村だが冒険者ギルドがあってどんどん発展して来ているということも聞いた。そしてこの宿は一泊銀貨1枚で、そこら辺の屋台で売っている焼き鳥やらが銅貨1枚で銅貨100枚で銀貨1枚になるので大体一泊日本円にすると1万円くらいということも分かった、日本に比べると安い気もするがこの世界の一泊するのに必要なお金は銅貨80枚くらいなのでここの宿は少しお高めということになるのかな?


「ところでユーキお前は明日からどうするんだ?なんならずっと一緒に宿に泊まって行ってもいいけど…」


「いや、さすがにそう何回も泊まるのはガウェインに悪いしな、仕事を見つけるよ…」


「そうかなら冒険者になって見たらどうだ?」


「冒険者?」


「そうだ、ゴブリンを狩ったり薬草を取って来たり今、この村は人手が足りてない状況だからいつでも募集し

てると思うぞ。」


「そうか、冒険者かよし!決めた俺は冒険者になるぞ!」


「ところでユーキお前の職業はなんだ?それによっては一緒にパーティーを組むことができるけど」


「ん?村人だが?」


「へ、村人?」


「ああ、どうかしたのか?」


「村人といえばレベルが上がってもステータスがあまり向上しない上にスキルを何も覚えない最底辺の職業じゃないか!?」


「なんだって!?」


確かに村人っていう文字見たときにあーこれ弱そうだなーとか思ってたけどスキルも何も覚えない最底辺の職業だったなんて……神様、俺もう心が折れそうです泣


「ま、まあ村人でも冒険者ギルドには登録できるし気にすることはないと思うぞ!」


ガウェインなりに励ましてくれているんだよな……


とりあえず冒険者以外にできることはなさそうだしとりあえず冒険者になってからそのあとのことは考えよう。

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