1.プロローグ
どうもAwousです!この作品処女作なのでつまらないかもしれませんが是非読んでいってください!
感想等お待ちしています!
俺の名前は、小鳥遊 結城。
市立高校に通っている平凡な高校生18歳だ。
成績もスポーツも普通、アニメやラノベが好きで少し英雄願望がある普通の高校生だ。
突然だが俺は今、自分の体が透けているように見える…
いや、厨二病とかそういうのではないぞ、そりゃ俺も中学入った頃はそんな時期があったけd……
とっと、話が逸れてしまったなそう今僕は真っ白な空間にいて目の前にお爺さんみたいな人が浮いている。
ん?……浮いている?
「え…、うわぁ!?」
俺はたった今、目の前で起きていることを理解することができず勢いよく尻餅をついてしまった。
「いててて…」
「ふぉ、ふぉ、ふぉどうしたんじゃ急に」
目の前の少しの年配の(ちょっとよれよれしてる)お爺さんがそう喋りかけてくる。
「しゃ、しゃべった…」
「儂とて喋ることもあるそれとも心に直接喋りかけた方が良いか?」
「そ、そんなこともできるのか?い、いや出来るのですか?」
一応初対面の人なので、丁寧な言い方にはしておいたが……
俺は、脳をフル回転させて今の状況を判断する。
(これはあれか?なんかラノベでよくある転生物の死んだ後に来るような場所だったりするのか?)
「その通りじゃな」
と、お爺さんが心を読んでいるかのような完璧なタイミングで……
(心読まれてる!?)
「当たり前じゃろ儂を誰じゃと思っているのじゃ、儂はこれでも神様じゃぞ。」
(嘘ぉ、こんなよれよれのジジイがか?)
「おい全て聞こえてるからな、全くこれだから最近の若者は……人を外見だけで見定めるようなことをしおって」
(ちょっと待てよ神様がいるってことはもうそういうことなんだよな)
「そうじゃ、お主は死んだ」
(やっぱりねー、うん知ってた、だって体透けてるもん、でもそんなことはないだろって自分に言い聞かせてたのに…)
「お主は、何故自分が死んだのかわかっておるのか?普通の人間ならこの空間に来ることはない、ここに来るのはよっぽどいいことをした奴か、逆に、よっぽど悪いことをした奴のみのはずなんじゃが儂も何故お主が呼ばれたのかは、よくわかっとらんのじゃ、もし覚えていたら語ってはくれぬか?」
(そうだよな…俺なんで死んだんだっけ?確か学校から歩いて帰ってたはずなんだけどあれ?なんでだっけ)
「お主は死んだショックで記憶が混乱してるのかもしれんのぉ」
(いや、もうちょっとで何か思い出せそうなんだ、うーん)
「あ、思い出した。」
(そうだ、俺、襲われそうになっていた女の人を助けようとして確かナイフを持った男の人に刺されて死んだんだ。)
「だいたいは合っとるがのう、今お主の記憶を覗かせてもらったが少しばかり違うようじゃぞ。」
(記憶覗けるなら最初からそうしてくれよ、こちとら頭フル回転して考えてんだぞ)
「それで、ちょっと違うってどう言う……」
「お主はのう、襲われていた女を助けようとしてナイフを持っていた男に突っ込んで行ったのじゃが……」
「な、なんだよ 早く続きを言えよ」
「…………」
「お、おいなんとか言えよ」
「あと男まで数歩というところで石につまずいて死んでしもうたようじゃ」
(なんだって!?、ナイフに刺されて死んだんじゃなくて!?)
結城は、自分が女の人を身をていして守った、その女の人の救世主だと自分では思っていたのだが…まさか助けに行く前で死んでいるとは夢にも思わなかった、
結城は自分の顔が段々赤くなっていくのに気づいた
「それで、その女の人は無事だったんですか!?」
「それなんじゃが、あれは映画とやらの撮影らしくての、ナイフを持った男が女を追いかけるシーンを撮影していたらしいんじゃ、近くでカメラマンが撮影しとるのに気付かなかったのか?」
(近くにカメラマンなんていたか?、いや、それよりも)
「完全に俺、無駄死にじゃないですか!?」
「そうじゃの、いいことをしたわけでもないし、悪いことをした訳でもない、何故お主はここに呼ばれたのじゃろうな。……まさか、お主何かいいスキルを持っているのではないか!?」
「いや、そんなこと言われてもスキルとか見たことないし」
(アニメとか、ラノベだとこういう時ステータスオープンっていうと目の前にステータスが表示されるんだけどな)
「ステータスオープン」
…………何も起きない
(は、恥ずかしいぃ、だって神様の間だよ!?ステータスとか出てもおかしくないじゃん。)
「なんじゃお主、ステータスを見たいのか?、ほれ」
(急に頭の中に何かが流れ込んでくる気配を感じる)
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小鳥遊 結城 18歳 男
種族:人間
レベル1
職業:#>\€$
体力:30
筋力:30
防御:30
魔力:30
魔防:30
敏捷:30
スキル:なし
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(これは!?強いの……か?器用貧乏とも言えないステータスだが……)
「ふむ、この世界のステータスの平均がだいたいこんなかんじじゃ。」
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体力:50
筋力:50
防御:50
魔力:50
魔防:50
敏捷:50
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「って、俺平均以下じゃないですか!?」
「そ、そうじゃな、しかしここに呼ばれたのには何か意味が……ん?お主職業の欄が文字化けしていて読めんな。」
「え!?これ神様でも読めないんですか?」
(これはあれか転生ものでよくある最初は弱いけどあとあと俺強ぇ状態になるやつですか?やったぜ、これで
俺も晴れて英雄への道が見えてきたぜ!)
「ごほん、とりあえずステータスは置いといてここに呼ばれたのは何かしら理由があってのことじゃろう。今私が支配している世界で魔王が強くなりすぎてその世界の勇者では全く手が出せない状態になっている世界があるお主にはそこへ行ってもらいたい。」
(きたー!?しかもよくある異世界転生ものだ。)
「とりあえず年齢と容姿はそのままで記憶もある状態で送り出しておくぞ~、じゃあ頑張って世界を救ってきておくれ〜」
「え、ちょまその世界の説明もなしn…」
「じゃあ頑張ってくるのじゃ〜」
「うそ〜ん」
こうして彼小鳥遊 結城の世界を救う?物語は幕を開けることになったのであった。
「あ、あの世界の説明するの忘れとった!まあ自力でどうにかするじゃろう。……あ、チートとやらもつけ忘れちった……テヘペロ♡」