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運命の出会い

「おはよう皆さん。では朝のホームルームを始めます。なお固城君は病欠と連絡がありましたが、他に居ない人は…」


   またか!!!


 まさかの天丼に見守が突然起立。

 同じ光景が先週にもあっただけに、クラス内に緊張が走る。


「み、見守さん? また早退ですか?」

「………いえ、すみません何でもないです」


 抑揚のない声で頷いて座る見守だが、その目には明らかに殺意が渦巻いており、クラス内のムードは最悪。もう早退してくれた方が平和で助かると誰もが懇願する有様で、更には先生の前で堂々とスマホを取り出して高速操作・何かのスタンプを連射する姿に、事情が全く分からない筈のクラスメイトが大凡おおよその事情を察する。


 因みに見守・固城の関係は当人同士は隠してはいるが、バレバレなのは言うまでもなく、だがこれは2年A組にとってタブーな話題であり、地雷原に自ら飛び込む馬鹿は居ないという生物として正しい危機回避であり、合理的な判断なのである。


 そして当の見守はというと……



 うふふふふ、前回と同じじゃ芸がないから、放課後までにじっっっくりと固城をどう看病するか、考えてあげないとね。(ニッコリ)

 ほんと、放課後のお見舞い(ぎゃくさつ)が楽しみだなぁ。

 イイハナシカナー?

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