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プロローグ

普通に恋愛して。

普通に就職して。

普通に結婚して。

普通に子育てして。

普通に死ぬ。

普通な人生だけど、そんな日常をおくるのが、俺の夢だった。

実際そうなったのか?



俺は、普通じゃない人生を送ってしまった。

最初の歯車が狂ったのは中1の時だ。

小学校の時クラスの人数が少なかったから、人が一杯いる、学校に憧れていた。

友達100人つくる気持ちで行った。

だが生徒とはきが合わなかった。その日からボッチ生活が始まった。

高校は離れたところに行った。リセットしたかったのだ。

そこでも合わなかった。クラスのリーダーらしき男にけんかをうった。

そこでまた狂った。

いじめだ、先生もみてみぬふりだ。俺は1ヶ月後ももたないうちに、引きこもった。

ネットの世界はそれは心地のいい世界だった、気の会う仲間と気ままに楽しくゲームしたりした。

途中母や父や兄弟は俺がたちなれるよう、努力してくれた。

だがそれは俺からすると、ただただうざいだけだった。

こんな人生死にたい。と思っても死ねなかった。

どうしても無理だった。

そんなこんなしてるうちに年月は流れていった。

三十路からは誰も俺を説得しようとはしなかった、見放されたのだ。

ネットのなかでも、みんないなくなっていった。

最近はなにも食べてない、家にも音すらしない。

もう87歳になったそろそろ迎えが来てもいいと思うんだが。

この歳になれば寝るのが早い、今日だってもう眠い、今日はもう寝よう。



起きると、変なところにいた。

目の前にはあぐらをかいてこっちを見てる、部屋と同じ全身真っ白い人間がいた。

俺の体は透けていた。

「ああ、死んだのか」

「うん、餓死で死んだよ。」

「そういえば、なにも食べてなかったな。」

死んでも正直、やっと死ねたか。ぐらいしか感想がわかなかった。

「ところで、あんた誰?」

「僕?僕は…君たちがいう閻魔大王みたいなもんだよ」

「ってことは俺が地獄にいくか、天国にいくかを決めてくれんの?」

「ちょっと違うかな、20歳までは悪いことやいいことしてもカウントされないんだ。そして君は20歳からなにもしてないんだよね。地獄は悪いことも別にしてないやつを地獄にはおけないらしいんだけど天国の方もいいこともしていないやつを天国におけないらしくて、で、決定権が僕に委ねられて、君にもう一度生を与えることにしたんだ。」

要するに天国からも地獄からも拒まれた俺をもう一度人生をおくらせてそれで決めようってことか。

「そこで同じ間違いをしないように、皆に内緒で情けをさせていただくよ。

記憶をそのまま受け継ぎできるようにしとくよ」

「聞いていいかどうしてお前そんなに優しいんだよ」

「うーん、君に優しくしといた方が都合がいいんだよ。まぁ訳は言えないんだけどね。でも、こうすることが僕にとって利益があるんだよ、まぁ証拠がないから信じろとはいわないけど。」

「いや、信じるよ」

普段の俺なら信じないだろう、だが死んですぐにこんな難しい話をされて、ここで信じなくても意味がないという状況なら、信じないやつはいないだろう。

少なくとも俺は信じた。

「あぁ、あと君には予め少し能力をあげるよ、ランダムで。

後生まれる世界を選ばせてやるよ。」

「世界?」

「この世界は3つあるんだ1つは君が生きてる、あの世界、そしてもう1つは、君たちの世界と異なった世界、そして天界、まぁ天界はいかない方がいいね。」

「お前がいかない方がいいっていうならやめておこう。てかまず他二つは何となくわかるけど、天界ってのはなんなんだ?」

「天界は僕みたいな神が住むとこ、死なないけど、地獄みたいな所だ悪いことは一回もしてもしてはいけないし、君みたいに変なしにかたしたやつの相手しなきゃいけないしね。」

あぁなんで進めないかは何となくわかったかも。

「察した、ようなかおだね。」

「まぁな」

「で、どこにする?」

まず天界はなしだな。となれば。

「異世界にするよ、」

「なぜ」

俺は不適な笑みを浮かべて言った。

「内緒」

目の前のやつも一瞬不適な笑みを浮かべたような気がした。

「ではいくがよい、天から嫌われ地からも嫌われいく宛のなくなった迷える魂よ。

我名において、貴様に生を与えよう。そなたにかみの加護があるように。」

魔方陣が足元に出現した。ふゎっとした感触はまるで、死んだときと同じだった。

ん?

かすれていく意識の中、小さな声で何かあいつが言ったような気がした。

思ってみれば名前聞いてないなぁ、いつまでもあいつじゃ悪いし。

「お前の…」

目の前が真っ白になった。聞けなかったけどまぁいいか。またあったときに。


俺は知らなかった、何もかも、ただわかるのは異世界にいくということだけだった。転生者として。

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