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神崎 康史
ある戦時中、一つの戦艦が沈没を免れない事態に遭遇した。
「諸君、非常に残念な知らせだ。あと一分もすれば、この艦は沈没する。俺はこの艦と運命を共にしようと思う……。ミー子、早苗、弘幸さん、レイチェル……各員、脱出せよ」
「そ、そんな!! 嫌よ!! 私は、どんな時も康史と一緒よ!!」
「てめえ一人でカッコつけやがって……こうなったら乗りかかった艦だ。一緒に藻屑になってやるよ……」
「康史くん、君はそうやってなんでも一人で決めてしまう。だけど、最期くらい僕も一緒にお供するよ。それくらい決めさせてくれよ」
「ボク……イヤだ。やすしといっしょに、まだまだ遊びたいの……!! イヤだよ、こんな所でお別れなんて……!!」
「これは艦長命令だ!!」
なんとかみんなを陸に上げる事に成功。みんな、絶対に生き残れよ……!!
『艦長……!!』
異口同音でみんなの声が響きわたる。これで、俺も最期だ。みんなが乗るわけにはいかない。俺一人の犠牲で終わるのなら、それに越したことはないんだ。
「みんな、わかってくれ。そもそもこのボートは一人乗りだ」
敵チームのBB弾を受け、俺は艦と運命を共にした。




