Life No.one
人気絶頂の俳優、巨額の富を築いた大富豪ーー。
もし、これらの人物の"人生"を生きられるなら、、、そう思ったことはありませんか?
もしあなたが望む"人生"を生きられたとしたら?
もしあなたがあなたが望む人物になれたとしたら?
そんな説明を聞かされたのは、つい数ヶ月前の話だ。
虚な表情で地下鉄駅のホームに立ち尽くしている僕に"謎の男"が話かけてきたのが始まりだった。
「元気がないようですが、どうかされたのですか?」
男は不気味な笑みを浮かべて見つめてきた。
その瞬間、男の表情を見て、僕は血の気が引いた。
僕は咄嗟に答えた。
「いっいえ元気ですのでお気になさらず」
すると、脳みそに、電撃のようなものが走った。
脳裏にキーンと言うモスキート音が響いた。
男は、全て分かったような表情をしてこう答えた。
「周りはどんどん出世して、幸せな家庭を築いているのに自分は………ってことですかね」
「否定したかった、けどその言葉は胸の奥に刺さった。」
不気味な笑みを浮かべる男に、戸惑いながらも聞いた。
「何をしたんですか?」
すると男は、得意げにこう答えた。
「人の考えてることが少し分かるだけですよ。」
恐怖で硬直する僕に男は、待ってましたと言わんばかりに、こう問いかけた。
「あなたが羨むあの人の"人生"生きてみませんか?」
何を言っているのか、分からなかった。
すると男は、こう続けた。
「あなたの人生、波瀾万丈だったようですね。6歳で両親が離婚大好きだったサッカーも続けられなくなったとか」
冷や汗と動悸が治らなかった。
すぐにでも逃げ出したかったが、足がすくんで動かな
かった。
ホームに接近放送が流れる、すると男は一枚の名刺を渡してきた。
「もし興味を持たれましたら、こちらの番号までご連絡下さい。
長い間引き留めてしまい申し訳ありません。それでは失礼いたします。」
男は、到着した電車に乗り去って行った。
手の中にある名刺を見つめながら僕は理解できずにいた。
それでも、その名刺を捨てることは出来なかった。
拙い文章ではございますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。誤字脱字等がございましたら、申し訳ございません。
大体1話1000~2000文字程度での、投稿となります。




