時雨の夢の詠
私の筆は折れている
否、折れてはいないが、書き上げる力は無い ただイメージしている
私は書いていない
否、書いてはいるが、書き溜めているのであり、公開はしていない
長文を書き綴る力は無く 掌編や短編で書き抜くしかないことを知っている
それでも、イメージした物語を書き綴りたいとは思っている
長文を書き綴る力は無く アナログで書いて、デジタルで打ち直す日々 それ故に遅々の歩み
書き上げるまでは長く 公開すれば短い それでも私は文章を書き綴る
手に持つ筆は飾りじゃない 言葉を書き出すためにある 時雨の夢の詠になぞらえてーー