異02-06 佛發・石城・五色・柑化・竹生
○佛發
月支國有佛發,盛以琉璃罌。
月支國には仏舎利があり、それが瑠璃壷の中に収められている。
○石城甘橘
南康歸美山石城內,有甘橘橙柚。就食其實,任意取足。脫持歸者,便遇大蛇,或顛僕失徑。家人啖之輒病。
南康の帰美山の石城の中にはかんきつ、だいだい、ゆずがあり、好きなだけ取って食べることができた。しかし、それを持ち帰ろうとすると、大蛇に襲われたり、転倒して道に迷ったりする。万が一持ち帰ることが叶い、家族に食べさせても、家族は病気になってしまう。
○五色浮石
陽羨縣小吏吳龕於溪中見五色浮石,因取內床頭。至夜,化成女子。
陽羨縣の小吏、吳龕が沢に出た時、五色に輝く浮石を見かけたので持ち帰り、枕元に飾った。石は夜中に女の子に変わった。
○柑化鳶
河內司馬元胤,元嘉中為新釜令。喪官,月旦設祭。柑化而為鳶。
河內の司馬元胤は元嘉年間に新釜令となった。やがて失職したのだが、月の頭に祭祀を執り行うと、備えた柑が鳶に変わった。
○竹生花
晉惠帝元康二年,巴西郡界竹生花,紫色。結實如麥,外皮青,中赤白,味甚甘。
晉の惠帝の元康二年,巴西郡の他郡との境近くに生えていた竹に紫色の花が咲いた。やがて麦のような実を結んだ。外皮は青く、中は赤白であり、味はとても甘かった。
(異苑2-6)
司馬元胤、という名前からすると割ともと皇帝一族にも近そうですが、とは言えあんまり安帝恭帝の血統に近すぎたら反乱の旗頭にいつ担がれるともわからないし、幾分遠い血統なんでしょうねえ。やっぱりどこかで劉宋禅譲後の司馬氏各員の扱われ方はまとめておきたいところです。




