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店長のお説教

「はぁぁ!? どっかに落とした!!??」


室内に怒声が響き渡る。

ここは雑貨店『ギフト』の二階

『ギフト』は二階建ての木造建築で一階に店があって

二階は休憩所や生活できるスペースが設けられている。

そして怒鳴っているのはその店長、ちなみに本名不詳・年齢不詳・性別不詳ととにかく謎な人物だ。


「店長さん、下に響いちゃいますよ」

「む~、仕方ないなぁ」


大声を出している店長を注意したのは香崎由梨この店の従業員だ。

現役の高校生で、長めの髪をサイドテールにしている。

声の大きさを注意されたことが少し不満だったらしく、ぷくっと頬を膨らませると仕方が無いなと言った様子でソファへと腰をかけた。

そして今度は音量を調節しながら説教を再開する。


「自分は、あれを回収してきてって言ったんだよ? どこかにおいて来いって言ったんじゃないの」

「そうですね」


先ほどから説教されている青年が返事をする。

青年の名は、斉木勇、由梨と同じく従業員をしている。

青年の淡々とした返事にはぁ~とため息を漏らして店長が外を眺めた。


「もう、そろそろやばそうだったから、回収に行ってもらったのに」

「やばそうってどういう風に?」

「封印が解けそうだったんだよぉ、あの中に閉じ込められてる精霊のね」

「なんの精霊か分かってるんですか?」


勇の問いかけに店長は肩を竦めて首を振った


「分からない……だけど強力だってだけは分かってるんだ」

「そうなんだ」

「だ~か~ら~、今すぐ再回収だよっ、今度は由梨ちゃんも一緒にね」

「でもどうやって?」


由梨の質問に待ってましたと店長が答える


「たぶん、今頃精霊の魔力がだだ漏れになってるだろうから、斉木くんの精霊……

ダリアちゃんがいれば見つかると思う、という事で二人とも行ってらっしゃい」


由梨と勇は店長の方を見てあなたは? と視線を送っていたが全く行く気がない事が分かると『ギフト』を出て行った。

それを見送ると店長は一人呟いた。


「斉木くんはともかく精霊のダリアちゃんまで気づかないなんて……わざと黙ってたのかな? ダリアちゃん」

はぁ~そろそろおかしな所が沢山あるかもしれませんが許してください


これからもよろしくです(。-人-。)

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