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坊主と雪の日のはなし  作者: ぽすしち


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青い火


 じゃらり、と首にさげた数珠を手にまきつけると、なにやらきいたことがない経を、坊主はうたいはじめた。


 じわり、と土にほられた《落款》から、青い火がたち、あっというまに真四角の中で燃え上がる。




   「 っこ、れっは・・・うつくしい・・・ 」


 男が、ほうと息をつくよう声をだし、立ち上がった。




 ジョウカイは片手をあげて、男に動かぬようにしめしてから、戸口へむかう。



「またせたのう」


 あけた戸のむこうには、やはり紙にえがかれた女が立ち、さむうございます、とつぶやくように口にした。




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