幸せな結婚
それから、わたしはネスさんの家に招待された。
そこは、お城で不便のない優雅な暮らしがあった。猫や犬などの小動物に囲まれていた。
「わぁ、ネスさんは動物がお好きなのですね!」
「保護した犬や猫ばかりだよ。よかったら一緒に面倒を見て欲しい」
「はいっ」
結婚イベントは早くも終わりを告げるかもしれない。わたしは彼の魅力に気づき始めてきた。彼は心優しくて動物を可愛がっている。
こんな優しい男性には出会ったことがない。
それから、わたしはネスさんのお城で住むことになった。
三日、一週間、二週間と時間が過ぎていく。
気づけば、求婚されることも少なくなっていた。
わたしとネスさんの噂が広まり始めていたからだ。
確かに、一ヶ月経過して、わたしとネスさんは婚約を果たした。
しばらくして手紙が届いた。
その手紙には『アリシャ・クラインへ』と書かれていた。わたし宛てだった。
中身を見てみると『アリシャ・クラインとエリオット・ネスの婚約が決まった。イベントは終了する』と書かれていた。陛下の名が最後に書かれていたので、本人直々のお手紙だ。
そっか、これで皇帝陛下の気まぐれの見合いイベントは終わったんだ。
おかげで、わたしはネスさんと運命的な出会いを果たした。
これ以上の幸せはない。
数日後、わたしはネスさんと幸せな結婚を果たした――。




