9話 私の抱き枕(?)
こんにちは!初めましての方は初めまして、巴ルトです!
今回はめっちゃ遅くなりました、ごめんなさい!
まだまだ上手くできていない所もありますが温かい目で見てくださると幸いです!
早朝、お腹が空いて目が覚めた
「眠い、お腹空いた…」
いつものスープを温めて食べる、その後刀の状態を確かめて少し魔力を流し込めておく、
「今までは武器しか作ってこなかったけど防具系も必要だなぁ…」
攻撃手段の次は防御手段、今は普通の服だけだったので、
今ある魔法で作れそうな防具は、金属魔法で鉄の鎧ぐらいしか作れそうにない
「もっと良いスキルはないものか…」
色々とスキルを調べていると使えそうなスキルはかなり
あった、主に鍛冶、作糸、繰糸、裁縫、硬化、軟化、
防御付与こんな感じ、今のスキルポイントはこの前治癒魔法でかなり使ったけど、それでもで2600ポイントあるのでせっかくだから全部獲得したので試運転してみる
「作糸、繰糸、作糸で糸を作って繰糸で動かす、そして裁縫で何やらかんやらすると布やロープを作れたり、戦闘中に敵を拘束出来る!」
そうして、まずは新しい服を作ってみた、今までは最初に着ていた物と、ここの今の私の部屋にあった物が3着合計で4着しか無かったので新しい服は今後もたまに作っていくと思う、そして今回のメインである防具は金属魔法で作ったパーツを糸で繋げていく感じで作る私は空を飛んだりするので出来るだけ軽量設計で作ってみたが、空を飛ぶのは問題ないが地上で歩く時にとても歩きづらい
「もっといつもの服みたいに動きやすく作れないかな…」
そのまま今の服の防御力が上がったりしないかなぁ
っと思いながら、試行錯誤して行き着いた答えはなんと、金属を糸と同じぐらい細く、柔らかくして糸に編み込む、そして出来た繊維で服を作ると言うもの、試しに作ってみるとかなり頑丈に出来た、なのでそこに防御付与で防御力を上げて、更に刀と同じく魔力を込め続けて強化したら、金属製の鎧並みの防御力を得ることが出来るだろう、これで防具は少し待てば確保出来る
「さて、もっと私も強くならないと…」
そう、武具が強くなっても使う人が扱いきれなかったら意味がない、なので私は魔法以外もこれから刀とか肉体系も多少鍛える事にした、そしてお昼ご飯を食べ終わったら早速してみる、まずは持久走的なもの
「どのぐらい走ろうかなぁ、とりあえず宿屋の周りを
5 週くらいしてみるか!」
走り出してから少し経ってもう4周目だが意外と疲れない、宿屋はそれなりに大きいのだが恐らくステータスが高いお陰であまり疲れていないのだろう、その後追加で10週走って少し疲れたので休憩、そしてそのあとは猫なので木を登れるかと思ったが、猫状態じゃないと無理だった、そしてそのまま降りれなくなったので木から木へ跳び移ったりした、そしてその後も少しあそ…特訓して疲れたので、風魔法を使って降りた、そしてステータスを確認するとパワーがかなりあがって500まで上がった、そしてステータス以外の単純な体力、持久力もかなり上がっていると思う、元々も宿屋10週出来るくらいの体力があったが木を飛び移ったりして更に鍛えられた、これで今使っている武器を扱いきれない事はないだろう
「さて、今日はこの後どう過ごそうかな。前世ぶりに
散歩でもしてみようかな〜この防具にも慣れないといけないし」
私は新しい防具に慣れるのも兼ねて散歩をすることにした、一応昨日の奴がまだ近くに居るかも知れないので、辺りを警戒しておく、そしたらしばらく進んでから
『ポーン』と音が鳴り、スキル「感知lv1」をゲットした、そして使ってみると辺りの木の葉の音や鳥の鳴き声、子供の狼の唸り声が聴こえてくる
「ん?木の葉の音と鳥の鳴き声と子供の狼の唸り声…狼の唸り声って何!?」
唸り声が聴こえてくる方向を良く見てみると、子供の
魔狼が2体の大きな蛇、魔蛇に向かって威嚇していた、体は所々に傷があって少し痛々しい、サイズから見てまだ子供なので親はどこに居るのか探したが居ない、多分昨日倒した魔狼の群れの誰かの子供だろう、なんだか罪悪感が凄いので助ける事にした、まずはアイテムボックスから刀とハンドガンタイプを取り出し、拘束弾で動きを止めて、刀でトドメ!そして子狼に近づく
「よしよし、もう大丈夫だからね〜」
なだめながら治癒魔法で傷を治す、lvMAXなお陰で一瞬だ傷が治った、モフりたいが子供とはいえ野生の狼なのですぐには触らせてくれないさかと思ったが以外にも子狼の方からスリスリしてきた、こうして見るとかなり可愛い、私の事はちゃんと分かっている様なので出来れば飼いたい、とても飼いたい!、でも野生の狼なのでアイテムボックスから保存しておいた生肉を1枚出してそのまま離れようとしたら、なんと付いて来た!
「私の家に来る?」
言葉を理解出来るはずがないのに聞いてしまった、だが意外にも返事は帰ってきた
「ワン!」
まるで言葉を理解している様子で鳴いてきたので聞いてみた
「あなたは言葉が分かるの?」
分かるはずがない、だけど聞いてしまった、だがまた返事が返ってきた
「ワンワン!」
「じゃあ、私に付いて来るなら3回、付いて来ないなら1回鳴いて」
私は少し試すように聞いてみたらちゃんと
「ワンワンワン!」
っと鳴いてきた、この子は本当に言葉がわかるようだ
「なら付いて来て!」
この子狼を宿屋まで連れてきて早速必要な事を考えていた
「この子に必要な物はなんだろう…まずベッドとご飯はお肉、あとは散歩とお風呂かな」
この子は子供とはいえ大人は大きくて全高2メートルぐらいある野生の狼、それに魔物だだからサイズも大きいし、運動量も多いだろう、それに魔物だということが1番問題で普通の犬ではない、なのでこのままだと勘違いで攻撃されることもあるだろう、なので首輪も必要だし、何ならテイムスキルみたいなものがあったらテイムしたい、探すとすぐにあった、スキル「従魔調教lv1」鑑定で調べるとこのスキルを使ってできる事は従魔契約を結ぶ事と、技やスキルを教えたり、意思疎通する時に補助してくれるらしい、なので残りのスキルポイントは500しか無いがすべて使って獲ってみた、そして早速従魔契約を提案する
「ねぇ、君は私の従魔になる気はある?」
子狼に聞きスキルを使う、すると何やら紙のような契約書みたいな物が出てきた
「あるなら、出来れば契約してほしいんだけど、嫌ならやらなくてもいいけど、契約するなら1回、しないなら2回吠えて!」
狼に聞くと返事はすぐに返ってきた
「ワン!」
そして契約書?に肉球をスタンプみたいにしてポンっとのせると、本当にスタンプになってサインされた、そしたら契約書?は光になって消えて代わりに『ポーン』っとなって
『魔狼が従魔になりました。名前はつけますか?』と、いつもスキルのlvアップの時に聞こえる神の声(仮)に言われた
「名前かぁそうだな〜君は黒くて足と尻尾だけ白いし…黎白なんてどうかな?」
「ワン!」
また返事はすぐ返ってきた、言葉をすぐに理解して返事もすぐに出来るのだからこの子はきっと天才だ、変異個体みたいなものだろう
「よし!じゃあこの子の名前は黎白で!」
『従魔(魔狼)の個体名が(黎白)に設定されました』
「よろしく!黎白とりあえず今日はもう遅いし、ご飯を食べたら一緒にお風呂に入ろうね!」
アイテムボックスからお肉を出して、大きなお皿に黎白用のお肉を盛り付けた、そして私はスープも無くなったので簡単に焼肉にした、お米が無いのが残念だけど野菜と食べても美味しいので野菜と食べる
「今度は田んぼでも作ってみるかぁ」
ご飯を食べ終わり、片付けをしながらそう考えていると、先に食べ終わっていた黎白が宿の探検から戻ってきて「速くお風呂に入ろ!」とでも言わんばかりに尻尾を振りながらお座りして待っている、片付けを早めに終わらせ、
お風呂に向かうと先回りしていた黎白が器用に浴室の扉を開けていた、服を脱いで黎白に続いて入ると、黎白が湯船に入ろうとしていたので呼び戻す
「黎白〜先に体を洗うよ〜」
黎白は理解して素直に戻ってきて私の前でお座りしたそして体をワシャワシャ洗い、水で流すと黎白は体を振るわせて雫を落とした
「ちょっと!私にも飛んできてるよ」
黎白はシュンとして反省しているようだ
「まぁいいよ、それより湯船に入るよ〜」
それを聞いて黎白は喜んでダイブした、湯船に…
お湯が溢れて私にもめっちゃかかった、だが楽しそうにしているので今回だけは許してあげよう、そうして私も湯船に浸かって少ししたら出て、黎白をタオルで乾かしていると、またブルブル体を振るわせた、もう少し疲れたので火と風魔法を使って乾かしてすぐに寝た、ちなみに黎白は私のベッドで抱き枕にしている、モフモフで抱き心地が良い最高の抱き枕だ、そしてそのままモフりながら寝たのだった
こんにちは、前書きぶりの巴ルトです!
今回はモフモフの抱き枕こと黎白を従魔として迎え入れました、今後はどの様に成長するのか楽しみにしていてください!ちなみに黎白の名前を考えるのにリアルに1時間ぐらい掛かりました、それと黎と聞いて何処かの子供の命を背負って戦う(物理)パパさんを思い出した人は同類ですね
上手くできていない所もありますが、これからも不定期連載していくのでできればときどき覗きに来てくれると嬉しいです!
では、また次回!