11話 私の乗り物(兵器)開発
こんにちは!初めましての方は初めまして、巴ルトです!
今回は少し長めです。
まだまだ上手くできていない所もありますが温かい目で見てくださると幸いです!
おはようございます!
朝起きたらまずは、昨日の焼き鳥を温めて食べる!
少し朝にしては重たいけど、美味しいので…ヨシ!
さて、無駄にハイテンションな朝ごはんを終わり、今日は何をしようか。
昨日と同じく訓練するのも良いし、まったり過ごすのも良い。
だけど今日は作りたい物が実はある趣味の塊だ、きっと前世で作ったらとんでもない量の資金と膨大な時間が掛かっただろう。
だが問題は無い、なぜならここは異世界で私は称号で「賢者」が貰えるぐらい魔法が得意だからだ!
という事で何を作るかと言うと、なんと人型ロボット(?)だ!
きっと完成すれば少年の心を狙い撃つ事が出来るだろう、まずは材料の確認、第1に魔力、そして魔力、更には魔力!
そう材料は大量の魔力、主に魔力で作った金属魔法製の金属、早速作っていこう!。
まずは機体を格納するための格納庫を作る。
場所は…宿屋の裏の畑の下から畑の横まで。
まず土魔法で穴を作り、畑の下の方まで掘りながら壁や天井を固める。
そして金属魔法で床を作り、移動用のレールも作る。
この格納庫だけでも1時間ぐらい眺めてられそうだけど、それより優先して機体本体を作りたいので作っていく事にしよう。
まずは搭載したい機能を考えよう。
まずは飛行能力、ホバー能力、攻撃能力を遠距離用と近距離用で合計5個ぐらい。
後はもちろん歩行能力、こんな感じだろう、
最初にどんな感じで動作機構を作るか考えてから作ろう。
まずは飛行能力でこれは火魔法と風魔法を使って圧縮した空気を燃焼させて膨張した空気で推進力を得るエンジン的なものを背中に大型の物を1つ、足の裏に小型の物を1つずつ着ける感じにしよう。
後は全身に姿勢制御用の風魔法で風を噴射するガススラスターもどきを配置、これで出力調整とかすれば飛べるし、ホバーもできるはず!
姿勢制御はガススラスターもどきでゴリ押しすれば何とかなる、これで推進系統は終わり。
次は武器の設計、近距離は私が使っている刀を大きく頑丈にして更に魔力を込めれば作れると思う。
遠距離武器は重量とかを考えて3つ程にしておく。
1つ武器を無くすことになるけど、問題は無いはず。
「さてどんな武器を作るか…」
候補はスナイパーライフル、アサルトライフル、ハンドガン、ミニガン、後はロケットランチャーぐらい。
因みに機体サイズは5mぐらいのサイズなので少し大きいが問題なく狙撃できるはず。
それと、ロケットランチャーは多分難しい。
小型の爆弾は作れるか分からないし、作れたとしてもあまり威力が無いだろうし、そこまでの重量を正確に飛ばせる小型のエンジンは作れないからだ。
そして残るはスナイパーライフルとアサルトライフル、ハンドガン、ミニガンの4つ、何なら思い切って全部作ってアイテムボックスに入れようとしたが気づいたら中がパンパンだった。
lv9なのにパンパンなのでかなりの物が入っているのだろうが中身は把握していない。
なので一応全部作るが実際に使う際には武器を選んで持っていく必要がある。
そして銃は実際に作りながら行く。
まずは手始めにハンドガンを作ってみる。
最初に大まかな形を作り、今回は魔法を発射するタイプにしたいので、少し私が使っているハンドガンタイプとは形を変えて、リボルバーの様な形にした。
このシリンダー部分にそれぞれ火魔法、風魔法、土魔法、あとプラスで昨日お風呂に入っている時に獲得した闇魔法と最後に金属魔法を込めて、魔力を込めたら打ち出されるようにする、そしてシリンダーを回転させて相手に合わせて魔法を変えられるという仕組みだ。これで汎用性がかなり高いリボルバーが出来た。
次にこのリボルバーの経験を活かしてアサルトライフルを作る、今回も魔法を撃ち出すタイプで魔法は土魔法か金属魔法をマガジンで選択できる様にする。
このマガジンは魔法の選択以外にも、事前に魔力を込めておけば、魔力操作で発射機構に魔力を流すだけで私自身の魔力を使わずに撃つことが出来るちゃんとした弾倉になっている。
これで少ししか作っていないが、かなり技術は蓄積されたのでスナイパーライフルを作っていく。
今回は狙撃する様に、感知などで敵に気づかれにくい様にするために金属魔法製の弾をマガジンに込めて風魔法で加速させる私が使っているスナイパータイプと同じ構造にする。
なので経験があったおかげか、アサルトライフルなどと比べると結構早目に、しかも高精度な物が出来た。
そしてついに最後のミニガン!
きっとこれは男の子のロマンの塊だろう!
私もいつかの頃にお父さんに叩き込まれたのでとても理解できる。
人型兵器が持ってあれほどかっこいい物はない!
なので、今まで以上に見た目にもこだわることにしよう。
発射機構はアサルトライフルと似ているが、大きく違う点は銃身が複数本ある事。
これで高レートな連射と、発熱の分散と冷却を可能にしている。
これも土魔法と金属魔法を発射し、緊急時には水魔法で冷却出来るようにもした。
そして最後に見た目に少し手を入れれば、完成!
これで武器もすべて完成したし、後は機体本体を作っていこう。
これも設計から、全高約5m、背中に剣とスナイパーライフルなどを装備するためのジョイント、背中に大型エンジン1基、両足裏に小型エンジン2基、歩行機構は2足、カラーはホワイト、サブカラーでグレーこんな感じで作っていこうか。
早速始めたいけど、まずは休憩から。
大型の銃などを色々作りすぎたので魔力ご結構減ってきた。
それと気づけばお昼なのでお昼ご飯も兼ねてのお昼休憩だ。
献立は焼き鳥と畑のレタスと今作ったパン1つ。
それではいただきます!やっぱり焼き鳥はいつ食べても美味しい!
ワイバーンの肉が大量にあるのでたくさん焼き鳥が食べられる、黎白は塩分控えめの塩焼き鳥をきれいに爪を使ってお肉を棒から外してから食べている。
「今度から先にお肉を外してから渡すか。」
ちょっと反省しながらも、そんな光景にほっこりしながらご飯を食べ終わり、また機体開発を進める。
さてまずは胴体。
胴体といっても、まずはコックピットを作っていく。
金属だけだと外の景色が見れないのでどうしようかと考えていると、1つ方法を思いついた、また魔法を使えば良いのだ。
具体的にはいつの間にか闇魔法と一緒に獲得していた光魔法を使う。
これでいい感じに光魔法を調整して使うと、外の光景が見えるモニターを作れた。
これで視覚は問題無い、そしておまけでゲームのUI的なHUDを作ってみたら、更に見た目が良くなった。
これでコックピット内部と外装を整えて胴体部分は完成。
そして次は頭。
これも光魔法を使って更に画質を改善し、ズーム機能を付けた。
これで少し悩んでいた狙撃のスコープ問題も解決できる。
そして次は腕。
関節に苦戦したが以外とあっさり出来た。
足も関節を丈夫にして、硬めのバネも仕込んだので衝撃吸収も問題無いだろう。
そして最後にエンジンを取り付けて、完成!
イエーイ!制作期間なんと半日の人型へ…ロボットが完成!
断じて兵器等ではない。
ちょっと前も兵器って言った気がするけど兵器ではない!
さて、試しに乗って動かしてみるか。
「起動シークエンス開始!」
思わず言ってしまったが特に意味は無い。
だが機体全体の魔力の循環やエンジン、スラスターの稼働を確認するのは重要なので基本的に起動シークエンスはする。ただかっこいいからではない。
断じてない!
そしてちゃんと動くか試験をする。
まずは歩ける事を確認して、走る!
関節の状態を光魔法で作ったHUDに表示している。
関節の負荷は許容範囲内で問題なく走れているようだ。
因みに関節の稼働はすべて魔力を流して魔力操作で動かしているので地味に疲れる。
今度はエンジンを起動し飛んでみると、想定より少し出力不足ではあるが出力を上げたら問題なく飛べた。
姿勢制御もできるので問題ない。
そして最後の試験はホバー移動。
これも問題ない、これですべての機体機能が問題なく動作した。
武器の試験がまだだが、集中力と魔力をかなり使ったので明日にしよう。
事前に作っておいた格納庫に機体を収納し、
まったりと久しぶりの日向ぼっこを黎白とした。
その時に私の猫形態を初めて見た黎白がとても驚いていたがそれもかわいかった。
そして夜ご飯を食べる、そしていつも通り黎白とお風呂に入り、黎白は今ではブルブルせずに体を乾かせてくれるので楽だ、そして今日は頭を使ったのですぐに眠気が来た。刀と服に魔力を込めて、黎白をいつも通り抱き枕にしてお休みなさい…
こんにちは、前書きぶりの巴ルトです!
どうしてこうなった、どうして異世界で人型ロボットなんて作ったのでしょうか
上手くできていない所もありますが、これからも不定期連載していくのでできればときどき覗きに来てくれると嬉しいです!
では、また次回!