表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日常的変身についての考察

作者: 陸 なるみ

黒森冬炎さまご企画「標語まみれMK II ◇ 変身企画2023」参加作品です。

230字限定ですので、読者様のご想像にお任せします。

「へ、変身できないっ」


とある遊園地のヒーローショー特設会場裏で、俺は地面に座り込んだ。


変身できるという唯一の特技でこの世に存在を許されていたのに。

今朝から妙に鼻がむず痒い、この花粉症症状のせいか?


表には子どもたちがヒーローを呼ぶ声がこだましている。


そこへ、てとてとと女児が近づいてきた。

「パパ、お花~」

俺はパパなんぞじゃないはずだ。


女児の後ろに女性が立つ。

「今日一日でいいので、この子のパパになってくれませんか?」


突拍子の無い変身依頼に、俺は膝の砂を払った。


お好きなように解釈、ご標語ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
851abpzqdmq09shtinsjep61bkz6_ciu_go_5k_4ycu.png
4zgp9g4aieawk4r5vbe71i3l3oh_4a2_go_1o_19c2.png
― 新着の感想 ―
[良い点] マント代わりに風呂敷はためかせて変身していた頃を思い出しました。( ´∀` ) [一言] パパになる呪いを受けると変身できなくなるのだ、きっと。
[良い点] 変身を本気モードになると解釈しました。 花粉症になると普段出来ていたことが急に出来なくなるのが辛いですね。
[良い点] 変身できるという唯一の特技 ⬆ 物語の展開としては パパになる事が主人公の存在理由になっていくのかなぁ〜 なんて妄想。 何にでもなれる存在、スペアの様な存在から 唯一無二の個として。 …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ