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願い  作者: みゆたろ
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落雷

天気予報の通り、雨が降りだした。

何を思ったのか?柴ちゃんが窓の外を眺めている。


ワンッワン。


柴ちゃんは大きく二度鳴いた。

寂しそうに窓ガラスの向こうを見つめている。柴ちゃんのその後ろ姿が、とても寂しそうに見えた。


静香の足元で柴ちゃんが眠る。

その頭を撫でながら、テレビを見ていると、

カミナリの音が響く。

遠くの方からーーだんだんと近づいてくる。


ーーカミナリが落ちた、、様に見えた。

それもすぐ近くで。


周りを見渡すが特に異常は見られなかった。

何となく気になりながらも、その日は眠ることにした。

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