表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル返してもらいます!!  作者: 味噌煮
第2章
57/57

第25話 異世界転生デュエリスト/EX.05

「勝利やばいって! 右右! やっぱ左!」

「指示すんな! わかってんだよ!!」


 二人を乗せたバイクが地面を擦るように傾き移動する。

 移動とほぼ同時に、二人がさっきまで走っていた場所にドスッという重い音を連続で立てながら数本のナイフが突き刺さった。


「あぶな……って川川川ぁ!」

「だからわかってるっ――ってお前無駄に動くな! バランス崩れるだろうが!」


 二人が駆け抜けていくのは道路と川が平行に位置した街の大通り。

 バイクはその境界すれすれを走っていた。

 慌てる将斗とは対照的に勝利は冷静にハンドルを切り、再び道路の真ん中へ戻る。


 将斗は横目で後ろを見た。

 黒い服を着た男数人が屋根の上を走り、二人を追いかけて来ていた。

 そして彼らのその手には先ほど投擲したものと同じナイフが月光を反射し光らせている。

 彼らのその腕が振り抜かれると同時に二人を乗せた車体が再び移動し、元いた場所にナイフが突き刺さる。


「ナイス……生きた心地しないんだけど」

「任せろ。そう簡単にやられたりしねぇ」

「頼もしすぎるぞこの人」


 数分前に空に打ち上げられた赤い光。

 あの合図を皮切りに、将斗たちを追っていた男たちが攻撃を始めたのだ。

 この数分、その攻撃が止むことはない。

 むしろ数を増す一方だった。


 ――ふと将斗が後ろを見ると、刃先を煌めかせ、ナイフの大群が再び迫ってきていた。


「来てるぞ!」

「だぁから! わかってる!」


 耳元のスピーカーから怒号が聞こえた瞬間、車体が激しく左右に揺さぶられる。

 道路の端から端を往復するようにバイクが移動し、目標を捉えていたはずのナイフが空を切る。


「うゎっっっ、オェ……おわああああああああ!!」

「舌切んぞ黙っとけ!」


 刃の雨が二人を襲う。

 バイクの動きは激しさを増し、まさに縦横無尽といった動きで駆け回る。

 ついには急停止、急加速を組み合わせて、まさか二人乗っているとはとても思えない動きでナイフの間を縫う。


――あぶなっ?! 


 将斗の頭から数センチの場所をナイフがすり抜けていく。

 切られたかと確認したくても、バイクから振り落とされないようにしがみつく腕を解くことはできない。


「ああ! しつけぇ!」


 勝利が叫ぶ。

 彼の首元を汗が流れていくのが将斗の目に映る。

 現在は時速50〜60kmは出しているはずだ。

 しかもオートバイが走ることなど想定していないこの道は、凹凸が激しく、とてもじゃないが走り心地は良くない。

 最悪スリップする可能性だってある。

 しかし勝利は、凹凸の間を器用に縫って走り、スピードを緩めなかった。

 

 当然だ。追われている以上スピードを緩めるわけにはいかないからだ。


 必死にスピードを保ち、しかも後ろを見ないでナイフを避けていく勝利のテクニックに、将斗は心の中で応援することしかできない。


 数十本に及ぶナイフを避け切ると、敵も意味がないと思ったのか攻撃の雨が止んだ。

 

「切り抜けっっ……たぞ! 見たか俺の力!」


 呼吸するのを今思い出したかのように、勝利は大きく息を吸って吐き出す。


「すご……おぇ……一回転して走り続ける乗り物初めてだわ……吐く」

「バッカ、お前吐くなよ! 吐くなよ!? 愛車汚したら消し飛ばすからな」

「善処する……あとナイステクニック」

「おう」


 勝利が後ろを見ずにグーサインを見せてくる。

 それを見つつ将斗は後ろを確認した。

 屋根の上を走る男たちは互いに見合って何かを話している。

 こちらをどう仕留めるかの話し合いでもしているのだろうか。

 だとすれば、このまま逃げ続けているのでは危険だ。

 

――早いとこカストルさんに合わないと……


「なぁ勝利。騎士団のとこまであとどれくらいだ?」

「マップ見た感じじゃあと10分くらいだな」

「10分……」


 将斗はまだ10分間もナイフが襲いかかってくることを想像し、寒気がして体を震わせた。


「10分間このままってわけにもいかねぇだろうな」

「それな……なんかないか? 銃とかあれば使えるんだけど」


 走る男たちはピタリと距離を保って着いてきている。

 彼らに届く反撃手段を持ち合わせていないため今のところ防戦一方となっている。

 この中距離戦で使えそうな『狙撃手』のスキルを将斗は持っているが、そもそも飛び道具がなく、その真価を発揮することはない。


「くそ……エアガン持ってくればよかった」

「舐めすぎだろ。敵を」

「いや多分そっちが思ってるエアガンと違くて……」


――キィン


 後ろから金属音がして即座に振り向く。


「ちっ」


 勝利が舌打ちをする。

 再びナイフが迫ってきていた。

 突如、攻撃が再開したようだ。

 しかし、小鳥遊は即座に対応しハンドルを切りナイフを避ける。

 再び意味もなく突き立っていくナイフたち。

 ただ、先ほどと違い今回はナイフの数が少ないように見える。

 ならば余裕を持って避け切ることはできるはずだ。


「……?」


 そう思って安心した束の間、将斗は違和感を覚えた。


 それは一瞬聞こえた金属音に対して、 


――ナイフ同士でぶつかった? ……なんで? さっきは鳴らなかったのに……?


 金属がぶつかった音とすればナイフ同士の衝突なのは間違いない。

 しかし、つい数分前に大量にナイフを投げてきた時はそんなことはなかった。


――焦ってヘマやらかすとかあり得るか? あいつら結構コントロール良さそうなのに、そんなことあるか?


 正確に将斗たちがいる場所にナイフが投げてくる。

 それほどの技量を持ちながらそんな単純なミスを犯すとは考えにくい。

 とすれば――


――わざと当てたとか……?


 将斗はそう思った瞬間、背中を虫が這ったような寒気を覚えて周囲を見回した。

 立ち並ぶ住居。石造りの道路。

 そして右側には川がある。


 その川を挟むようにこちらと同じ広さの道路が向こう側にもあった。

 

 ――その道を二人の黒い格好をした男が走っていた。


「おい向こうの道路に――!」


 言ってももう遅かった。既に横から投げられてきていたナイフは将斗と勝利のすぐそばにいた。

 そのナイフの軌跡からは、数秒後ナイフが将斗たちの首を正確に抉っていくことは容易にわかった。

 首を咄嗟に覆う将斗。

 そしてハンドルを握っている勝利はというと、

 

「――ったく仕方ねえな。スライム! 出番だ!」


 そう言って腕を横に振った。


「ライ!」


 どこからか甲高い鳴き声のようなものが聞こえると、将斗たちに並走するように黄色い液状の丸い塊が川の上に現れた。

 よく見ると大きな目がついており、まるでどこぞのゆるキャラのようだ。

 鳴き声は未だ止まないが、その音を出しているはずの口はどこにもない。

 勝利が言ったスライムとはこの生物のことなのか。


 将斗が考察する前に生物にナイフが突き刺さる。

 

「ラッ?! イィィ……」

 

 この鳴き声はスライムから発せられているようだった。

 断末魔のような鳴き声の後、スライムは突如無数の光となって弾け飛んだ。

 残されたナイフはその物体にぶつかって勢いを殺されていたようで、川に落ちていった。

 

 一瞬の間に起きた謎の出来事に川の向こうの男たちが戸惑っている。

 後ろの男たちも同じようで、攻撃の手が止んでいた。


「いや、何今の?」

「破壊されたか……じゃあ大体AP700以上は確定」

「……勝利?」

「ライフは100減っただけ? AP800かよ。その程度なら余裕」


 マイク越しに勝利の呟きが聞こえる。

 勝利の腕の端末には『YOUR TURN』と表示されていた。


「おっ、しかもようやく全員攻撃し終わったな。ようやくだ……ようやく……俺のターンだ」

「ターン? ちょっと? 勝利さん?」


 将斗の問いかけに返事は来ない。

 彼を覗き込もうとしても、ヘルメットでどういう表情をしているのかは確認できない。

 が、耳元のスピーカーから小さな笑い声が聞こえてきた。


「しゃぁぁぁ!」

「は?! ちょっバカお前!!??」


 突如バイクが回転を始めた。

 強烈な遠心力が襲いかかってくる。

 将斗は死ぬ気で勝利の体にしがみついた。


 二回ほど回ったところで、回転が止まる。

 ハンドル操作を謝ったのだろうか。大事故になるところだった。

 将斗は息を整えると、ヘルメットに内蔵されてるマイクに向かって


「お前いきなり何を……!」 


 その時、視界の上の方に黒い男たちが走っているのが見えた。


「……え」


 将斗は唖然として声が出ない。

 目に映っているのは屋根の上を走る男たちの姿。


「追い抜かれた……んじゃなくて」


 周りの景色はさっきとは逆向きに動いている。

 後ろから前へと。

 つまり


――二人を乗せたバイクが後ろ向きに走っていた。


 勝利はさっきの回転でスピードを保ったままバイクの向きを変え、バック走行に切り替えたのだ。

 信じたくはない光景だが、背中に吹き付けてくる風が現実だと訴えかけてくる。


「……おま……は? バカ? 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!」

「っしゃぁ!! テンション上げてけ! ようやくこっちから攻撃できるんだからな!」

「話聞けよ! 攻撃とかいいから! マジで前見ろ!……あああうしろだ!」

 

 必死の将斗の呼び掛けを無視して勝利は息を大きく吸った。

 彼は右手で拳を作り左肩の近くへ。

 かなり力を込めているようで、彼のグローブの生地が擦れる音が鳴る。

 彼はその手を一気に開くと、叫んだ。


「俺のっ! ターァァン!」

「え?」


 そう叫んで、勝利が右腕を振り抜く。

 彼の手には長方形のカードが握られていた。


「俺は召喚権を使い、手札の『光騎士団ブライツ ライト・マジシャン』を召喚!」


 後ろ向きで走り続けるバイクの右側に円形のアーチが現れる。

 するとその奥から、


「ハッ!」

「誰?!」


 力強い声を出しながら、黒い服に、光るベルトを体のあちこちに巻いた男が現れた。

 頭に被ったとんがり帽子は、彼のマジシャンという名前に相応しい。


「あっ」


 将斗は何かに気づいて声を漏らすと、宙に浮かぶマジシャンを見ながら半笑いを浮かべた。 


「……あのさ……お前もしかして」

「マジシャンの効果発動! 召喚時、手札を一枚捨てる。そしてデッキから『光騎士団ブライツ』と名の付くカードを手札に加える!」

「ごめん聞いて、勝利さーん?」

「俺が手札に加えたカードは『光騎士団ブライツ フラッシュ・スライム』。こいつは場に『光騎士団ブライツ』モンスターが存在している時、召喚権を使わず召喚できる! 来い『フラッシュ・スライム』!」


 勝利が腕を振ると、またもや円形のアーチが今度は左側に現れ、その奥から黄色いスライムが現れる。

 黄色いスライムはさっきも見たが、同じように見えて、よく見てみるとさっきに比べてつり目をしていた。

 

「さらにトラッシュの『光騎士団 ライト・スライム』の効果発動。場に『光騎士団』と名の付くモンスターがいる場合、APおよびDPをゼロにし、召喚権を使わず召喚できる!」

「勝利さーん……」


 フラッシュ・スライムの隣に円形のアーチが現れ、その奥からライト・スライムが出てきた。

 ぷにっとしたそのフォルムは、間違いなくさっき消え去ったライト・スライムだ。

 ただし、元気がないのか目を閉じている。心なしか色も薄い。


「あっ、APだかがゼロだから元気ないのかぁ……って何真面目に考察してんだ俺」

「さあ行け! マジシャン! フラッシュ!」


 勝利の掛け声に呼応するように、マジシャンが杖を掲げ、フラッシュ・スライムが口を開ける。

 攻撃体制をとった彼らの前に光る球が生成されると、それらが屋根上を走る男たち目掛けて一直線に飛んでいき、うち二人に命中した。


「「「うぐわアアアアアアアア」」」」


 光弾は着弾と同時に爆発し、その威力でもって周りを走っていた者たちもろとも吹き飛ばす。

 痛々しい断末魔に、将斗は顔を顰めた。


 遠くなっていく着弾地点からは立ち上った煙があるのみで、追ってくるものはいない。

 川の反対側にいる男たちで最後となった。


「っしゃぁ! 見たか!」

「……ちょっといいか?」

「あ? どうした?」


 将斗は勝利の肩を少し押してズラすと、彼の手元を見た。

 三枚のカードがハンドルの下に付けられた板の上に乗っている。

 そのカードには今空中を飛んでいる二匹と一人によく似ているイラストが描かれていた。


――こいつ……


 バイク。ライダースーツ。異世界にいるのに英単語を使える上、カードゲームをしているときた。しかもカードのモンスターは実際に現実に現れ、攻撃も行える。

 

 つまり――


「もしかしなくてもお前、カードゲームの世界から来てない?」

「はぁ?! バカかお前」

「あっ、悪い。そうだよな、そんなわけないよな」

「バトラーズをカードゲームなんかと一緒にすんじゃねぇ!」


 怒号がイヤホンから響いてくる。

 

「そのカードの総称が、バトラーズ?」

「ああそうだ」

「なる……ほど……」


 バトラーズ。それが彼の使うカードの名前のようだ。

 否定こそしていたが、彼の手元に広げられた光景は、どう見てもカードゲームのそれだ。 


「お前、異世界転生デュエリストじゃね?」

「は? 違ぇよ」


 勝利はそう言いながら、片手間に手札のカードを板に差し込む。

 すると突如として川の向こうの道路が発光するとともに大爆発を起こし、川の向こうで並走していた男たちの姿も消えてしまった。

 勝利は平然とした様子でそれを見届けてから、親指を立てて自らに差し向けて、


「俺はバトラーで、転移者だ」


 胸を張って堂々とそう言う。 


「……大して変わんねぇじゃん」



************************************



「えっ……」


 白い部屋で一人、神は不意を突かれたように驚いていた。

 手元には紅茶。そして目の前にバイクに二人乗りをする将斗の姿が映し出された薄い板――いつぞやに将斗が空中モニターと呼んだものが浮いている。


 神は驚いたまま、その視線を将斗がしがみついている人物――小鳥遊勝利に注ぐ。

 彼は親指を自分に差し向けてドヤ顔をしているところだ。


「どうしよ……えっと」


 紅茶を置いて席を立った神は、挙動不審になりだした。

 ああでもないこうでもないと呟きながら、意味もなく左右に手を伸ばしてあたふたしている。


「と、とりあえず……」


 神は手を振る。

 すると将斗を映し出していたモニターと同じものが彼女の前一面に現れた。

 映し出されているのは動物やら人やら、薄暗い誰もいない部屋や賑やかな祭りの様子など様々。

 その数は百。


「これで1から100までを『注視』してたってことにして……」


 次に彼女は部屋のあちこちに指を差し始める。

 白い部屋の中には将斗のベッド以外何もないが、彼女はその何もない空間に一回一回力を込めながら指を差す。

 その回数が十を超えた辺りで、彼女はさらにもう一つの壁に向かって指を差したが、その指をすぐさま上に向けた。


「……入り口一個はないと怪しまれるから、ここだけは残しておいて」

「何してる」

「うわひゃぁっ?!」


 神様が見ている壁とは反対側の壁が扉のように開くと、その奥から甚平の男――歌舟が現れた。

 彼は驚いて尻餅をついた神を呆れた顔で見下ろすと、


「かかか歌舟さん。どうしてここに? っていうかそこに扉なんて」

「お前が86番を『注視』したからだ」

「え?」

「『注視』し始めただろ、86番目の世界を」


 神は目を見開くとすぐさま振り向き、空中に並んだモニターの中の一つを見た。

 快晴の空の下で団子を頬張る侍風の男たちが映っていた。

 神様は罰が悪そうにしながら、歌舟の方を見る。


「げ……な、なんで気づいたんですか? 私の担当なのに」

「そうだ、お前の担当だ。ノルマが届かないからって、何もしなくてもバランスの崩れない平和な世界をくださいっていうから、仕方なく俺がくれてやった世界だったな。86番目は」

「あっ………え、ええ、存じております」


 視線を逸らして答える神に、歌舟は続けた。


「お前に引き継がせてから数百年は経つのに、その間一切『注視』をしなかったはずだったよな。当然だ、バランスの崩れないのが取り柄の世界だからな……で、なんで今になって『注視』した」

「あ、その……それはぁ……」

「まさかと思って様子を見にきてみれば……この山はなんだ」

「そっその……」


 空中を漂う100枚の板について神は歌舟に追及されると、言葉を濁しながら100の板の裏に立つ。

 しかし、歌舟は少し透けて見える板の後ろで、神様が怪しげな立ち上がり方をしているのを見逃さなかった。

 歌舟は手を振ると、一瞬のうちに100枚の宙に浮いたモニターを消し去った。


「あ、もったいない! これ出すのだってタダじゃないんですよ!?」

「何を隠した」

「なっなな、何がですか……ハハハ」


 作り笑いをしながら神は横にすり足でずれ、自分の背中で残ったモニターを隠した。


「ハハハ」

「……どけ」

「あっ?! ちょっと!」


 歌舟はそれをすぐさま見抜き、神様の肩を掴み横へどかす。

 

 あらわになったモニターを見て、彼は一瞬目を細めた。


「こ、これは……その」

「……規律は知ってるはずだな」


 神はもう隠せないと視線を床に落とす。

 歌舟はその彼女の姿を横目で見た後、モニターに視線を戻し、


「転移者は存在してはならない。そして、彼らと行動を共にする者もまたその存在を許されない」

「っ! わかっています、ですがこれは」

「もう遅い」


 歌舟はモニターに向かって手を伸ばす。


「これは紛れもない事実だ。こっちの男が数秒前ご丁寧に自ら転移者と名乗っている」

「ですが!」

「例外はない。渡将斗は転移者と行動を共にした」


 一言一言に神が何か言いたげに焦るのに対し、歌舟はただ冷静に事実だけを述べていく。


「よって――」


 そして一人の神として、歌舟は告げる。


「――神々の規律により、渡将斗は現時点をもってその存在を抹消される」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ