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音を司りし者が望むもの  作者: お狐
1/17

0.始まり

ねぇ、貴方の一番怖いモノは何?





これを見て貴方はなんと答えるの?


お化け?虫?お母さん?お父さん?イジメっ子?社会?貧困?裏切り?病気?暴力?





ふふっ。なんでそんな事を聞くのかって?


貴方がどんな風な世界を見ているのかを知りたくて!だよ。





さて、私が答えたんだから貴方も答えてくれるよね?



…………ふーん。そっか。ん?何でもないよ。




あぁ、私の怖いモノ?


それはねぇ……………だよ!


えっ?聞こえない?仕方ないなぁ、もう一回だけ言うよ?特別だよ。


………………だよ。


はぁ?まだ聞こえないの?ふざけないでくれる?






まぁ、許してあげよう。………え?私が誰かって?



それはねぇ、私にもわからないよ。


………貴方は自分が何かって、定義ができるの?



ふふふっ。ごめんね。意地悪が過ぎたようだね。


あぁ、でも、私の怖いモノも、私の存在も、全部を一冊の本にまとめようと思うんだよ。


この本はね、『神話』だよ。



楽しくて、あったかくて、幸せな。

つらくて、痛くて、悲しい。



この世界がある所以だよ。


それを一緒に見てみようか。





ねぇ、そうしよう。



そして、終わった時に貴方の気持ちをもう一回聞かせてくれるかな?


私にはね、それが狂おしいほどに欲しいんだ。




人の感情ほど甘美なモノはないもの。




ふふっ。


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