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歴戦リズムゲーマーVS素人バーチャルリズムゲーマー【リ・アレンジ】  作者: 桜崎あかり


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 デンドロビウムのプレイがピックアップされ始めたのは――まとめサイト調べでは、リズムゲームVSを始める前である。

始めてからも注目度は上がっていたのだが、急激にピックアップされたのは始める前だった。

その理由は『デミゲーマー』の定義ではない。定義されたのは、彼女がリズムゲームVSを始めたころとログでも明らかである。

(一体、何が――)

 まとめサイト等をチェックしていたビスマルクも、これに関しては若干気になっていた。

彼女の実力は、もはやトッププレイヤーと言っても差し支えない実力と言える。その一方で、プロでは通じないという声も。

プロではないのに実力がプロより上と言うのは、ビスマルクにとっても――気になる問題とも言えるだろう。

 実際、プロゲーマーの中には海外では通じないような――と言われるようなゲーマーもいる。

それこそ千差万別と言えるような事情もあった。しかし、デンドロビウムはプロゲーマーとしての身だしなみ等を教え込めば、充分に通用するレベルである。

「やっぱり――そう言う事か」

 事情を把握したようだが、それを周囲に気付かれないよう察するには――少し難しい場所に彼女はいた。

その場所とは、『オケアノス・ワン』草加店の休憩スペースだったのである。

そのまとめサイト自体も公開されてから大分経つので、知っている人間は知っている話題なのだが。

【デミゲーマーの定義以降は、色々と言われているな】

【コンテンツ市場に炎上マーケティングは不要と言うのは、彼女以外にも言及している。独自意見と言う訳ではないな】

【炎上マーケティングとデミゲーマーを結びつけたのは――どちらかと言うとまとめサイトや一部プレイヤーだろう】

【色々と悩むような話題だな】

【こちらとしては、炎上案件は一刻も早く終息して欲しい所と言える】

 ネット上では様々なつぶやきが見られるが、これも事実を拡散しているのか――フェイクニュースを拡散しているのかを確かめる手段は少ない。

そうした情報を見極められないような人間にSNSを持たせるべきではない――とした意見も存在するが、SNS禁止法案の様な強引な方向へ持ち込む意見は皆無と言ってもいいだろう。



 5月5日午前12時――自宅兼配信スペースでカップラーメンをすすっていたのは、村正むらまさマサムネである。

カップラーメン自体はコンビニで購入した物で、あるゲーム作品のキャンペーンが行われていた時に――それが大量にあった。

これらのカップラーメン等は配信をしている動画配信者にも、実はサービスで配っているのだが、その数には配られた同じ配信者も驚いたと言う。

 マサムネの服装に関しては、まだ出かける予定もないので赤いジャージの上下なのだが――既に配信スペースでは何人かが配信を起こっている所だ。

配信をしているのはバーチャルゲーマーではなく、普通に旅系の動画を投稿している動画配信者。配信スペース自体はバーチャルゲーマー限定ではなく、幅広く開放をしている。

さすがにスペースも広くないので、派手なアクションをするような動画配信者はお断り。それ以外でもアダルトチャットはお断りだが――そんな事をすれば炎上確実だろう。

 今回に限って言えば、動画配信者が多く訪れており――ある意味で言えば満員と言うべきか。逆に、こう言う状況なので『オケアノス・ワン』へは行けない事情もあった。

バイト店員がいれば話は変わるが、そこまでの店員を雇う余裕もないし――あくまでも配信スペースは慈善事業に近い。

「ここまでの事をやって、ほぼ慈善事業なんて――」

「人気動画配信者は何か違うと言う話を聞くが、ここまでとは」

「リアルのアイドル化した動画配信者や歌い手、実況者の風当たりが夢小説の影響で――」

 様々な声が聞こえるのだが、それがムラマサに聞こえているかどうかは分からない。

カップラーメンをすすり、稀に隣の急須に入った麦茶に手を付けて――備え付けモニターでワイドショーを見ている。

ここまでくると、動画投稿者と言うよりは――別の何かに見えなくもない。

(様々な個所でニュースは出てくるけど、デンドロビウム関係は――)

 さすがにプロゲーマーでもないような人物がローカル番組でもテレビに出る事はないだろう――そんな事を思いつつテレビを視聴している。

デンドロビウムも自分をプロゲーマーとも言っていないし、ライセンスを取得したというニュースもサイトには載っていない。


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