表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴戦リズムゲーマーVS素人バーチャルリズムゲーマー【リ・アレンジ】  作者: 桜崎あかり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/52

8-3


 チュートリアル終了後、アルヴィスの目には若干の光があるように感じられた。

ARメットを被っている関係上――正体不明なのは間違いないのだが。

(あの二人――面白い事をやっているわね)

 ギャラリーの中には、いつの間にかユニコーンが姿を見せている。

これに関しては周囲のギャラリーも何かを察し、騒がなかったので――両者ともに気付かない結果だ。

【あのユニコーンが――】

【まさか、彼女も別のリズムゲームに?】

【これは波乱の予感か?】

 つぶやきサイト上では、早速だが勘違いつぶやきが拡散し――それが大きな炎上案件になろうとしている。

しかし、これがあっさりと炎上を目的としたつぶやきと別の角度でばれてしまった事で、向こうの思惑は失敗に終わった。



「アルヴィス――私は、お前が偽物だと言うのを把握している。やろうとしている事は、あるアニメ作品に登場するアルヴィスと同じ事――」

 ビスマルクがあの時に言及した一言が気になっていたのは――ファーヴニルである。

彼女もビスマルクが言っている存在である事は否定しない。自分はなんちゃってコスプレイヤーや別ジャンルへ進む為のあて馬としてコスプレイヤーになった訳ではないからだ。

クノイチのコスプレ自体は別のゲーム作品がベースだがデザインは異なり、ファーヴニルと言う名前は更に別の所から取った物である。

(彼女が想定しているオリジナリティとは違うが――)

 ビスマルクの言う所の二次オリとは異なるかもしれないが――どう考えても発想が似通ってしまうことも仕方のないことだ。

リズムゲームVSが別のゲームのパクリと炎上しないことには不思議に思うが、リズムゲームをプレイしている側からすれば何処か似ていると感じてもやむ得ない。

(もしかすると、ビスマルクの狙いは――?)

 デンドロビウムとは違う箇所でビスマルクはリズムゲームに何かを感じ取っているのだろうか?

彼女もビスマルクが向かったリズムゲームの筺体の方へ遅れる形で向かう事になった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ