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BATTLE OF THE GOD〜神々の戦い〜  作者: エックス
第三章 正体不明 Code『UNKNOWN』
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37 訪問者ハ真実ヲカタル

「何で、お前達がここに……」


 予想外の訪問者に俺は、ただただ驚くばかりだった。

 それと同時に俺は警戒レベルを上げ臨戦態勢に入る。

 だが、警戒レベルを上げ臨戦態勢に入るのに、数分の時間を要していては確実に死んでいただろう。

 俺が死んでいないという事は、シェリル達に戦う意思が無いのか、それとも他に理由があるのか……。


「さっきも言っただろう? 君に会いたかったと……」


 シェリルは首を傾げた後、笑みを浮かべる。

 俺に会いたかったってどういう……。

 本当に戦う意思は無いのか?


「そんな怖い顔しないでよ、ボク達に戦う意思は無いよ。それに、そんな怖い顔していると、その子が可哀想だよ」


 シェリルは両手を上げて戦う意思が無い事を示した後、抱えているリアンを指差して言う。

 俺はリアンに視線を移すと、リアンは怯えた表情で此方を見つめていた。

 俺はリアンからシェリルに視線を移しこう言う。


「本当に戦う意思は無いんだな?」


「さっきからそう言ってるだろ?」


 俺はシェリルのその言葉を信じ、大きく息を吐き臨戦態勢を解いた。


「一体、何が目的だ?」


 俺はここに来た目的をシェリルに聞くと、レイナがこう言う。


「それには私が答える。私達がここに来た目的は、アルとメロと戦う事と他にも幾つかあるわ」


「――ッ!」


 アルシアとメロディアと戦う事が目的だと!?

 それに、他にも幾つかって。

 こいつら本当に何を考えているんだ……?

 真意が読めない。


「別に今から戦う訳じゃないさ。貴方にはアルとメロを私達と互角に戦えるくらい強くして欲しいの……」


 レイナは懇願するような目で言う。

 強くなったアルシアとメロディアと、戦う事がこいつらの目的なのか?

 でも、それに一体何の意味が……。

 駄目だ、思考が全然追いつかねぇ。


「お前ら、一体何を考えて……」


 パンク寸前の頭をどうにか落ち着けて俺は言う。


「前にも言ったでしょ? 私達の目的は王国の再建って」


 ため息をつきレイナは言う。


 現状分かっている事はアリストレア王国の再建、研究所にて人工生命体の技術の入手、そして、強くなったアルシア、メロディアと戦う事……。


「さっき言っていた、幾つかの目的ってのは何なんだ?」


 シェリルとレイナは顔を見合せ、頷くとこう言う。


「アリストレア王国前国王の遺言を果たす事。これが私達の大元の目的、幾つかの目的に関しては何も言えない」


 前国王の遺言?

 アルシアの口からしか聞いていないが、なんで|前国王(あんな野郎)の遺言を……。

 ますますわからなくなった。

 おまけに、肝心な事は聞けなかった。


「取り敢えずはアルとメロを強くするのに、協力して欲しいんだ頼めるかな? ゼローグ殿」


 アルシアとメロディアが強くなるのはプラスな事だ。

 シェリル達に協力し二人を強くするのは構わない。

 ただ、どうしても俺の中で二人の真意が気になり、ストッパーがかかってしまう。

 それに、アルシアとメロディアは実の姉の様に慕っていた二人と、戦う事が出来るのだろうか?

 ……この二人のアルシアとメロディアに対する思いを信じてみるか……?

 意を決して俺はこう言う。


「分かった。但し条件がある」


「その条件とは一体?」


 レイナは言う。


「今のアルシアとメロディアと戦う事だ」


 真剣な眼差しでシェリル達に言う。

 これが飲めなければ交渉決裂だ。

 だが、この条件はこの二人にとっても……。


「構わないよ、ここでボク達と戦えばいいんだね?」


 なんの躊躇いもなくシェリルは答える。

 あまりに即答だったので、シェリルの答えに俺は戸惑っていた。


「ちょっ、勝手に決めないでよ!」


 俺と同様に戸惑いつつもシェリルに、抗議の声を上げるレイナ。


「だけど、これはボク達にとっても重要なことだよ。アルとメロにボク達と戦う覚悟があるのか、ないのか確認出来るからね。そうだろう? ゼローグ殿」


 それを聞いてレイナは渋々頷いて「うん」と返事をした。


「交渉成立だな。そうと決まれば俺はアルシアとメロディアを呼んで来るぜ」


 俺は一度広間へと戻り、アルシアとメロディアに声をかけた。

 玄関へアルシアとメロディアを玄関に連れて来た。

 訪問者がシェリル達と知った二人は、驚愕の表情となっていた。


「レイナ……さんとシェリル、さん。……なんで、どうしてここに……」


 アルシアは言う。


「あら、もう姉々(ねぇねぇ)とは呼んでくれないのね……」


 悲しそうな表情でレイナが言う。


 姉々(ねぇねぇ)呼び!?

 お姉ちゃんとかを想像したんだけど……。

 まさか、姉々(ねぇねぇ)とは……。

 それはちょっと予想外すぎた。


「団長、これは一体どういう事なの!」


 驚きの表情でメロディアは言う。


「俺だって最初はびっくりしたんだぜ?」


 そう言った後にシェリルとレイナが、ここにいる理由をアルシアメロディアに、説明した。


「レイナさんとシェリルさんと戦う? ……分かった、やるよ私」


「お姉ちゃんがやるなら、妹の私が拒否する訳にはいかないよね」

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