08 幸せの一時
さぁて、邪魔者は排除したしこの施設を、探索するとしますかね。
先ずは、この施設の何処に何があるのかを、調べるとしよう。
こんだけでかいと、検索空間で調べるの大変そうだけど、仕方ないか……。
「検索空間!」
何でこの施設はこんなにでけぇんだよ、調べるのも一苦労じゃねぇか。
馬鹿みたいに部屋の数が多い、百以上あるんじゃないか?
面倒くせぇよぉ。萎えるよぉ。
……って、文句言っても仕方ねぇか、さっさと調べよう。
っと、その前にリィアレの足を元に戻さないとな。
「貴方達はどうしてこの施設に……貴方達はさっきの輩の仲間じゃないんですか?」
目の前に立つ俺にリィアレが言う。
「何で今それを聞くんだよ。さっきの戦いを見てれば分かるだろ?」
異空間から呪縛の拳銃を龍の手で、取り出してリィアレに言う。
「ごめんなさい」
足が動かない状態でリィアレは、頭を下げて言う。
「何で謝んだよ」
俺は半笑いでリィアレに言う。
「ごめんなさい」
リィアレは再び頭を下げて言う。
「二度も謝ってんじゃねぇよ」
頭を下げるリィアレに、軽めにチョップする。
「はい、ごめん――」
俺は謝ろうとするリィアレの頭に、再びチョップする。
「二度も三度も誤ってんじゃねぇよ、俺は別に怒ってなんかいねぇんだからよ」
そう言われたリィアレは自分の頭を、両手で擦りながら頷いた。
俺とリィアレのやりとりを見ていた梨沙達は、穏やかな表情で微笑んでいた。
これで、多少は誤解が解けたかね。
「お兄!」
凛はそう言うと突如、背中に凛が抱きついて来た!
凛の柔らかい胸の感触が背中に……。
幸せじゃあ……、ずっとこの感触を堪能していたい。
そんな事を考えていると、今度は梨沙が俺の左腕に抱きついて来る。
左腕には梨沙の胸の感触が……。
ここは天国だろうか……、一度に二人の胸の感触を味わえる日が、来ようとは……。
これで、右腕に唯が来たら最高なんだけど……。
「梨沙も凛もずるいよ! 旦那様ぁ!」
そう言い唯も俺の右腕に抱きついて来る!
っしゃー! これぞ正に天国!
幸せすぎて昇天しそうだ……。
すると、凛達を真似したのかリアンまでもが、俺に抱きついて来たのだ!
あぁー、二人だけじゃなく、三人の胸の感触を一度に味わえるなんて、俺はなんて幸せ者なんだ……。
「あ……あの……」
リィアレが気まずそうにして言う。
もっと、三人の柔らかい胸の感触を堪能したかったが、流石にずっとこのままって訳にもいかないか。
「四人共、俺の事が大好きなのは分かったから、取り敢えず離れてくれない? 抱きつき大会はまた今度という事で……」
俺は四人に言うが一向に、誰も離れようとしない、何故だ……。
「わっちはもう少し、このままでいたいでありんす」
凛に続いて梨沙と唯がこう言う。
「私ももう少しこのままでいたい」
「妾もこのまま旦那様の温もりを、感じていたいよ」
何でこんな所でこういう、サービスタイムが始まるんだ……。
「えーっと……」
……どうしたものか……。
……見事に身動きが取れん。
仕方ないし、もう少しこのままで居させてあげようか。
俺も、もう少し三人の胸の感触を、楽しむとしよう。
暫くして漸く四人は俺から離れた。
四人は満足したようで、とても幸せそうな顔をしている。
リアンに関しては抱っこしたままだから、離れても大して変わらない気もするが……。
というか、何で急に抱きついて来たんだろうか……。謎だ。
「待たせて悪かったな。さて、話の続きをしようか……。この呪縛の拳銃で撃たれた箇所を、呪縛の拳銃で解除する事は出来ない」
俺はリィアレに呪縛の拳銃を見せて言う。
「っ! それじゃあ、どうやったら私の足は元に戻るんですか!」
一瞬驚いた表情をした後、リィアレは怒った顔で言う。
怒った顔も可愛いな……。
「そんなに怒るなよ、元に戻せないなんていってないだろ」
俺は異空間を開いて、もう一つの拳銃を龍の手で取り出す。
「さっき言ったじゃないですか! その拳銃の能力で、解除する事が出来ないって!」
呪縛の拳銃を指差してリィアレは大声で言う。
「あぁ、言ったよ。……だがそれは、呪縛の拳銃で解除する事が出来ないだけ」
それを聞いたリィアレは、ハッとした顔となった後、龍の手で持つ拳銃を見てこう言う。
「まさか、今取り出したその拳銃で?」
「正解。神器開放、支配の拳銃!」
神器開放した後、リィアレの足に向けて銃口を向けて、引き金を二度引く。
よし、後は鎖を支配すれば、解除する事が出来る。
支配の拳銃の能力で鎖を支配して解除した事で、リィアレはやっと足を動かす事が出来る。
「すごい、鎖が消えた……」
そう言ったリィアレは、鎖が消えた自分の両足を見て驚いていた。
「足、何処か痛い所とかないか?」
俺はリィアレの前まで行き、しゃがんで言う。
「はい、大丈夫です」
小さく頷いてリィアレが言う。
「そうか、それなら良かったよ! そんじゃ、この施設を探索するとしますか! 案内してくれるか? リィアレ」
俺はリィアレに微笑んで言う。
「はい!」
リィアレはとても嬉しそうに笑って言う。
いい笑顔だ、やっぱり女の子は笑った顔が一番可愛い。
エスフィールもこれくらい可愛く、笑ってくれたら、絶対に可愛いのになぁ。
まぁ、そんな日が来る可能性は低いだろうけど……。




