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BATTLE OF THE GOD〜神々の戦い〜  作者: エックス
第二章 七十二柱の悪魔
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20 二人っきり

 馬車に乗って王都に向かうまで俺と凛は、隣どうしに座って王都に着くまで、イチャついていた。

 すると凛は笑顔で俺の顔を見ながら、こう言ってきた。


「あ、そうだ! お兄、アガレスと戦った時に、わっちがパワーアップした時の姿の、名前を付けてほしいでありんす!」


「俺が名付てもいいのか?」


「うん、お兄に名付けてほしいでありんす」


「そうだなぁ……モード妖狐・二尾ってのはどうだ?」


 アガレスと戦った時の凛は、銀色の耳と尻尾を出していて、尻尾は一本から二本になっていて、銀色のオーラを纏っていたのだ。

 自分のパワーアップした姿の、名前を聞いた凛は、凄く嬉しそうな顔をしてこう言った。


「うん! 気に入ったでありんす! 二尾って言うのは、アガレスと戦った時のわっちの尻尾が、二本あったからでありんすね」


「あぁ、その通りだよ」


 今後凛の尻尾が増えていって、モード妖孤・二尾が、モード妖狐・三尾、四尾となっていって、戦闘に応じて尻尾を増やしたり減らしたりして、力の調整が出来るようになるといいな。

 すると馬車が止まって馬車の扉を、開けたナナがこう言った。


「少し休憩にしましょう。ご主人様、凛様」


 俺と凛は馬車から降りて、前にも着たことがある、村の宿屋で休憩していた。


「凛は王都に着いたら、どこか行きたい所はあるのか?」


「まだ決まってないでありんす、何をするかは王都に着いてから決めるでありんす」


「そっか、王都は凄い広くて観光客とかもよく来るから、観光名所とかに行ってみるのもいいかもな」


 十分程休憩した後俺達は宿屋から出て、馬車に乗った後、馬車は王都に向けて進みだした。

 俺と凛は王都に着くまで、イチャイチャしたり、雑談をしたりしていた。

 再び馬車が止まったので俺達は、馬車のドアを開けて、馬車から降りると馬車は、王都の門の前に着いていた。


「ふぅ……やっと着いたぜ」


「それでは王都でのデートを、楽しんで来て下さいね。ご主人様、凛様」


 そう言った後ナナは馬車に乗って、屋敷へと戻っていった。

 門を通って王都の中に入ると、昼時だったので俺達は、前に行ったことのあるレストランに向かった。

 レストランに向かって歩きながら凛は、自分のお腹を擦ってこう言った。


「もうお腹ペコペコでありんす」


「あぁ、俺もだ」


 レストランに到着して中に入ると、昼時で混んでいるかと思ったが、そこまで混んでいなかったので、長い時間待たずに済んだ。

 俺と凛は四つある椅子に、向かい合わせに座って、テーブルにあるメニューに目を通す。


「どれにしようかなぁ」


「前に来た時も迷ったでありんしょう」


「そういえばそうだったな」


 メニューを見ていると、ステーキの写真が目に入って、凄い美味しそうだったので、ステーキに決めた。


「俺はステーキにするけど、凛は何にするんだ?」


「それじゃあ、わっちもお兄と一緒にするでありんす」


「デザートとかはいいのか?」


 すると凛はメニューに指を指して、笑顔でこう言った。


「それじゃあ、このジャンボパフェがいいでありんす!」


 凛が指を指したメニュー表には、バケツくらいの大きさの、容器に入った大きなパフェの写真があった。


「食べれるのか?」


「二人で食べれば楽勝でありんす」


 やっぱり俺も一緒に食べる事になるんだね。まぁデートって感じがして、いいんだけどね。

 メニューを決めた後俺は、店員さんを呼んで、ステーキ二つとジャンボパフェを、店員さんに頼んだ後、凛と頼んだ料理が来るまで雑談をしていた。

 すると台車に二つのステーキと、ご飯を乗せた店員さんが来て、テーブルに二つのステーキを並べてくれた。


「さぁ、食べようぜ! 凛!」


「うん!」


「いただきます!」


 俺と凛は手を合わせて言った後、俺はフォークとナイフ持って、ステーキを食べようとすると、凛が困った顔でこう言った。


「これはどうやって食べたらいいでありんすか? お兄」


「フォークで肉を抑えて、ナイフで肉を切って、食べるんだよ」


 凛は俺の言った通りにやってみるが、中々上手く切ることが出来ない。


「俺が切ってあげようか?」


「うん、お願いするでありんす。お兄」


 俺はステーキを一口サイズに切った後、凛に一口サイズに切られた、ステーキを渡す。


「ありがとう! お兄」


 そう言って凛は嬉しそうに、ステーキを口に運ぶと、驚いた後に幸せそうに、ステーキを食べていた。

 俺もステーキを一口サイズに切った後、一口サイズの肉を口に運ぶ。肉はとても柔らかくて、噛む度に旨味が溢れてきて、あっという間に食べきってしまった。


「ステーキ美味しかったでありんすね、お兄」


「凄い美味かったよな、今度ナナに作ってもらおうかな」


 そんな事を話していると台車に、ジャンボパフェを乗せた店員さんがやって来て、テーブルのお皿を片付けた後、ジャンボパフェをテーブルに乗せた。ステーキがあまりに美味しくて、完全にこいつの存在を忘れてた。

 やべぇ、食べきれるかなこの量。

 メニュー表にあった写真を、よく見ていなかったので、気づかなかったがジャンボパフェは、アイスとチョコアイスの、ミルフィーユみたいになっていて、その上にはクリームやフルーツなどが乗っていた。

 これを頼んだ凛もとても驚いた顔をしていた。

 普段から凛はとても可愛いが、驚いた顔も可愛いな。ってそんな事より今は、このジャンボモンスターを、片付けねぇとな。

 どっから手を付けたらいいんだろうか、正解が分からない。

 変に手を付けたら形が崩れそうだ……どうしたものか。まぁ考えていてもどうしようもないし、とにかくこのジャンボモンスターを二人で、頑張って退治しよう。


「これって二人で食べきれる、量なんでありんすかね」


「いや、四人前って所じゃないか」


「四人分を二人だけで……はぁ、まぁ、とにかく食べるしかないでありんす」


「そうだな」


 こうして俺達のジャンボパフェならぬ、ジャンボモンスターとの、長い戦いが始まった。先ずはフルーツの苺やキウイ、メロンなどを二人で食べ始めた。


「甘くて美味しいでありんすね」


「あぁ、そうだな、クリームと一緒に食べると、凄い美味しいぞ」


 俺達は順調にフルーツを食べ終えて、次はミルフィーユ状になった、アイスを食べきるだけだ。すると隣のテーブルに、座っている女性が、前に座っている男性に、あーんをした後今度は、男性の方が女性にあーんをしていた。

 それを見ていた凛は私にもして、というような顔で此方を見ていたので、仕方なく俺はスプーンでアイスをすくって凛に向けた。


「ほら、あーん」


「あーん」


 そう言ってアイスを食べた凛は、今までにないくらい、嬉しそうな顔をしていた。

 こうして俺達はお互いに、あーんをしながらジャンボパフェを、食べ進めていった。

 なんとか二人だけでジャンボパフェを、食べきることが出来た。食べきることが出来たのは嬉しいんだけど、軽いトラウマになりそうだ。

 俺はレジで会計をした後、俺と凛は食べ過ぎで具合が悪くなり、宿屋で少しの間休憩する事にした。

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