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BATTLE OF THE GOD〜神々の戦い〜  作者: エックス
第二章 七十二柱の悪魔
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16 悲しみの果てに

「ふわぁ。もう朝かぁ」


 俺は部屋に一つだけある窓から差し込む日の光で目が覚めた。

 凛と唯の着ていた着ぐるみパジャマは、乱れていて前に凛と唯が王都で選んだ下着が顕になっている。

 俺はまだ眠っている凛と唯のおでこにキスをすると、凛と唯は少しだけ笑顔になっていた。


「……着替えるか」


 俺は部屋にあるクローゼットから、自分の服を取り出して、パジャマを脱いだ後何時も着ている服に着替えた後、脱いだパジャマを畳んでタンスにしまった後、顔を洗って歯を磨く為に、一階にある脱衣所兼洗面所に向かう。

 俺は顔を洗って歯を磨いた後部屋に戻って、まだ眠っている凛と唯を起こす。


「二人共起きろ、もう朝だぞ」


「ううん。もう朝でありんすかぁ?」


 凛はベッドから目を擦りながら、体を起こしていた。


「ふわぁ。もう朝ぁ?」


 凛が起きた後に起きた唯はベッドから体を起こして、凛と同じ様に目を擦っていた。


「起きたなら早く着替えろよ」


 凛と唯はベッドから降りてクローゼットから、自分の服を取り出すと既に、裸同然だった着ぐるみパジャマを脱いで、凛はブラジャーだけを外して、自分の服に着替えていた。唯は晒を巻いたままだ。


「着替えたら顔洗って歯を磨いてこいよ」


「はーい」


「はーい」


 二人は同時に返事をした後部屋を出て、顔を洗って歯を磨く為に、一階にある脱衣所兼洗面所に二人仲良く向かった。

 俺は二人が脱いだブラジャーと着ぐるみパジャマを、クローゼットに閉まった後部屋を出て広間に向かった。


「おはよう。ナナ」


「おはよう。ゼロ」


 ナナは普段俺と話す時は敬語で話して、俺の事はご主人様と呼ぶが、二人きりの時は俺の事は名前で呼び、敬語ではなくタメ口で話す。

 こんなふうに二人きりになる事は殆ど無いから、ナナに名前で呼ばれたりタメ口で話されるのは、とても新鮮に感じる。

 すると広間のドアが開かれるて、凛と唯が広間に入って来た。


「おはようございます。凛様、唯様」


「おはよう。ナナちゃん」


「おはよう。ナナさん」


 凛と唯はナナに挨拶した後ソファーに座っている。俺も凛と唯の間に座って他の皆が、広間に来るのを座って待っていた。

 十分程するとアルシア達が広間に入って来て、広間に全員が揃ったのでナナは、準備していた朝食を取りに行った。

 ナナは直ぐに広間に戻って来てテーブルに朝食のパンを並べていた。


「ルイーザお前は朝食食べないのか?」


 俺は中に居るルイーザに話しかけるが、ルイーザ寝息を立てていた。どうやらまだ眠っているようだ。今は寝かしてあげよう。


「ルイーザはまだ眠っていたから、ルイーザの朝食は後でいいよ」


「それじゃあ先に食べていいんだね?」


 オリヴィアはそう言って俺に聞いてきたので、俺はオリヴィアに向かって頷いた。


「それじゃ。いただきます!」


 全員で手を合わせて朝食を食べ始める。今日は何のジャムにしようかなぁ。苺もいいけどりんごもいいな、迷った結果、今日の朝食はマーガリンと苺を、一緒にして食べる事にした。

 あっという間に二枚のパンを食べ終え他の皆もあっという間にパンを食べ終えていた。このパンふわふわしていて凄く美味しいんだよなぁ。それに苺やりんご等のジャムも凄く美味しいくて、幾らでも食べれちゃうんだよ。


「ごちそうさまでした!」


 ナナは朝食の片付けをする為に広間を出て厨房に向かう際に、梨沙が一人じゃ大変だから手伝うと言って、広間を出て厨房にナナと一緒に厨房に向かった。

 数分でナナと梨沙は広間に戻って来たので、俺は昨日の話の続きをし始める。


「昨日は何処まで話したっけ?」


「ご主人様がマール様の所で暮らしていた所までです」


「そうか、それじゃあ分かりやすいようにもう一度、一から簡単に説明するか」


 俺がそう言いと皆は頷いて俺の過去の話を聞いてくれる。俺はコホンと咳払いをして昨日話した過去の話を、皆に簡単に説明する。


「とある王国でセシリアと出会い俺達は恋人になったが、セシリアは俺を庇って死んだ。セシリアが死んだ後俺は怒りで王国を壊滅させた後、マールの所で暮らしてなんとか立ち直る事ができて、その後川に流された凛を偶然見つけて育てていると、凛は突然狐の姿から人間の姿になったんだ。凛って名前は凛が初めて人間の姿になった時に、凛としていたからなんだよ」


「へぇー。凛ちゃんの名前の由来って凛としていたからなんだぁ」


「わっちも初めて聞いたでありんす」


「あれ? 言ってなかったけ?」


「言ってないでありんよ」


「まぁ、これで昨日の話は一通り簡単に、説明できたかな?」


「はい。昨日の話は一通り簡単に、説明しました」


 昨日の話は説明し終えたので次は、昨日話せなかった事を話し始める。


「実はなマールの家に暮らす前に俺は、アルバトール家って所に拾われたんだ。そこで俺は少しの間暮らしていたんだが、俺の力が強大すぎる為に、俺は隔離されてしまったんだ。それでもちゃんと食べ物は三食出たし、不満はなかった。だけど誰とも話す事を許されずずっと退屈だった。だけとある日、朝食を渡しに来た女の子と話す事ができてさ凄く嬉しかったよ。その子の名前はアルバトール・リリー俺を拾ってくれた親子の娘だった、実質の俺の義妹だ」


「ゼロちゃん凛ちゃんの他にも、義妹がいたんだ。凛ちゃんはこの事知ってた?」


「うん。知ってたでありんよ。前にお兄が自分の左目の事や、セシリアさんの事を話してくれた時に、聞いたでありんすよ」


「それで、そのリリーさんは今どこでどうしてるの?」


 メロディアが義妹のリリーについて聞いてくると、他の皆の視線が俺に集まった。


「分からん。アルバトール家で隔離されていた時に、俺は退屈すぎてその家を破壊して逃げ出したからな。リリーが今どこで何をしてるかは、俺にも分からない。まあ神の加護の適合者だったから、寿命で死んでる事はないけどな。あいつが生きていると嬉しいな」


検索空間(サーチスペース)でリリーさんがどこにいるか分からないの?」


 メロディアがリリーがどこにいるかを聞いてくる。するとまた俺に皆の視線が集まった。


「流石に無理だな。仮にあいつがこの星のどこかにいるとしても、この星丸々包み込むくらい大きい検索空間(サーチスペース)は、作れないからな」


「そっか、生きているといいね」


「あぁ、そうだな。これで俺の過去は一通り説明したぜ」


「教えてくれてありがとう。ゼロちゃん!」


 アルシアは俺の過去を教えたくれた事に、お礼を言ってくれる。他の皆もアルシアに続いてお礼を言ってくれた。


「さぁて、俺は部屋に戻って寝ぇーよおっと」


「いいのゼロちゃん? 寝てる時に悪魔が現れたら、倒しに行けないよ?」


「いいさ、どうせ他の騎士が悪魔を退魔の輝石を使って封印するだろ」


「それもそうだね!」


「あ、そうだ。俺の目的を言うの忘れてた」


「ゼロちゃんの目的?」


 俺はアルシアの問に小さく頷いて、自分の目的を話し始める。


「俺の目的は全ての魔王を倒して、セシリアを生き返らせる事だ」


「魔王を倒したらどういう原理でセシリアさんを、生き返らせる事ができるの? 」


「知らん。俺は聞いただけだ。魔王を全て倒せばセシリアを生き返らせるってな」


「そんなの怪しすぎるよ、団長」


 メロディアが怪しすぎると言うのも分かる。俺も聞いた時は疑ったけどセシリアを、生き返らせる事ができるならそれで良かった。


「もしそれが嘘だったらどうするんですか? 団長さん」


 レイチェルが怪しい声が嘘だった場合を、俺に聞いてくる。


「そん時は俺が何がなんでも生き返らせてやるさ」


「そうですか」


「じゃあな。俺は部屋に戻って寝る」


 俺は広間を出て二階に上がり自分の部屋に入った後、ベッドに横になって眠りについた。

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