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BATTLE OF THE GOD〜神々の戦い〜  作者: エックス
第四章 突破者VS十二神
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03 ひとりぼっち

 七人でのバトルロワイヤル開始と同時に、近距離で戦うオリヴィア、師匠、アイシャが飛び出して行く!

 俺を含めた残りの四人は後方に下がり、攻撃を仕掛ける。


聖なる矢(ホーリーアロー)!」


 俺の両腕に取り付けられたフェイルノートは、自動的に光の矢を射る。

 放たれた矢はアルシアとシェリルに飛んでいく。

 アルシアは弓を構え、俺の放った聖なる矢(ホーリーアロー)に向けて矢を放つ。

 一方、シェリルは杖からサッカーボール程の炎の弾を、聖なる矢(ホーリーアロー)に向けて放つ。

 何方も見事に相殺された。

 まぁ、この程度は相殺されて当然か……。


 それじゃあ、これならどうだ?

 俺は両腕を空に構え矢を放つ。

 放たれた矢は千を超える無数の矢となり、いたるところに降り注ぐ。


聖なる矢の豪雨(ヘビーレイン)!」


 さて、お前達はこの攻撃をどう捌く?

 威力は聖なる矢(さっき)よりも上だぜ。

 

防御壁(シールド)!」


 シェリルは防御魔法で降り注ぐ矢をしのいでいる。

 そういえば、神器の存在で普通に忘れていたが、シェリル(あいつ)魔術士だから魔法も使えんのか……。

 魔法が使えて、神器があって、神の加護もある……チートじゃねぇかっ!


『お前が言うな』


 不意にルイーザからツッコまれる。

 ……その言葉、そっくりそのままお前に返すぞ。


『お前に言われたくないな』


 俺だってお前みたいなゲロ強いドラゴンに言われたくねぇよ。


『お前だってゲロ強い悪魔だろう?』


 まぁ、そうなんだが……。

 ……って、こんなやり取りしてる場合じゃねぇか。


 アルシア、メロディア、オリヴィアが矢を躱すのに必死になってる中、師匠は高速の剣技で降り注ぐ矢を一刀両断し、アイシャは自身の神の加護(アイス)の能力で矢を凍らせていた。


「やっぱ、シェリル、師匠、アイシャには通用しないか」


 あごに手をやり俺を言う。

 一人一人倒していくのも良いが、それじゃあ面白くないしな。

 やっぱ、一対七で戦り合う方が面白いか。

 すると、オリヴィアが単独で俺に突っ込んでくる。

 勿論、一撃必殺(ストライクデッドリー)の能力で俺を気の済むまで殺し続ける。

 その間、他の奴も俺達の戦いに交じるが、一撃必殺(ストライクデッドリー)の能力で殺してしまうので、オリヴィアは(ケージ)の能力で鉄の棒を創り出し、俺以外の相手に使用している。

 これで、一撃必殺(ストライクデッドリー)の能力で俺以外の奴を殺さずに相手にする事ができる。

 そして、(ケージ)は突破者や魔王の様な実力者じゃない限り破壊不能だろう。

 武器として使うにはもってこいだ。


 今はオリヴィアの気の済むまで殺されるとするか。

 すると、気が済んだのかオリヴィアは別の奴を相手に死に行った。

 それと入れ替わりにアルシアとメロディアが俺に向かってくる。

 今度はアルシアとメロディアのコンビか。

 バトルロワイヤル、退屈しない良いシステムだ。



         *****



 バトルロワイヤル開始から数時間は経った。

 未だに俺達は相手を変えながら戦い続けている。

 アイシャとも戦ったが身体は鈍っていない様で安心した。

 これなら、十二神との戦いもどうにかなるだろう。問題は恐らく十二神のリーダーであろうゼウスだ。

 全力でやって勝てるだろうか。

 いや、絶対に勝てる。

 なんたって、俺は最強だからなぁ!


『俺達、だろう? ゼローグ』


 あぁ、そうだったな。相棒(ルイーザ)


「ねぇ、ゼロちゃん。私そろそろ、限界だよ」


 ヘトヘトになりながらアルシアが言う。


「私も限界」


「私もだ」


 メロディアとオリヴィアもこれに続く。

 あれから、どれくらい戦っていたんだ?


『軽く六時間は戦っていたぞ?』


 そんなにか……。

 楽しい時ほど時間が経つのが早いな。

 それにしても、六時間も臨界突破者(クリティカルブレイカー)を維持できたのか……いい修行になったな。


「仕方ねぇ、一旦休憩にするか……」


 一旦、七人での修行を兼ねたバトルロワイヤルを終えて、広間に戻ってきた。


「ふわぁ、眠くなって来た」


 大きな欠伸をして俺は言う。


「なら、ソファーで寝るといいでありんしょう」


 隣に座っていた凛が立ち上がり、俺をソファーに寝かせる。

 疲れていたのか俺はすんなり眠りにつく事ができた。



         *****



「ううん、ふわぁ……。寝てたのか……」


 目を擦り身体を起こす。


「あれ? 他の皆は何処に行ったんだ?」


 周りを見渡すが誰一人いない。

 ルイーザ、他の奴は何処に行ったんだ?


 ……。

 

 ルイーザに声を掛けても返事がない。

 いつもなら直ぐに教えてくれるのに。


「俺、一人……ひとり……いやだ。ひとりはいやだよ……」


 お母さん……。


「ゼローグさん、起きてますか?」


 お母さん?


「お母さん!」


 僕は離れたくない一心で思いっきりお母さんに抱き着いた。


「ちょっ、何してんですか! 私は貴方のお母さんじゃなくて、エスフィールです! 離れてください!」


 お母さんは僕を引き離そうとする。


「何処にも行かないで……ひとりぼっちは嫌だよ」


 僕は必死にお母さんを引き留めようとする。


「何を言って……震えてる? どういう事……」


 僕の肩に手をやりお母さんは言う。


「お願いだから僕を置いてかないで、お母さん……離れたくないよ、お母さん」

ゼローグが一人と知りエスフィールに抱き着くシーンから、どう書こうかと悩んだ結果こんなに遅くなってしまいました。すいませんでしたっ!

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