俺のクラス(小林視点)
俺の名前は小林雅直じゃけぇ。陸上部のレギュラーになっちょる。最近、俺と同じクラスでレギュラーの大森 涼太っていうやつがお菓子くれって五月蝿いんじゃ・・。
どうにかなんないかのぅ。それより、今日は転校生が来るらしい。涼太もわくわくしている。噂によるとかなりの美少女だとか。・・・・・、まさか今朝のあの女じゃなかろうな・・・。まさかそんなことないじゃろ。いや、まてよ。あの女見たことなかったし、結構美人じゃった。もしかすると・・・・。 「お〜い。皆、今日は転校生が来るぞ!!」 そんなことを考えているとミッチが教室に入ってきた。ザワザワ!!教室が騒がしくなった。なしてこんなに騒がしくなると?ま、どうでもいいことじゃが。それより、今思ぅとたが俺の席の隣あいてるけん!!ここに座らせたりはしないだろうな・・。そんなことを考えていると教室に今朝のあの女が入ってきた。最悪じゃ・・・・。あの女はてくてくと歩き自己紹介をした。 「はじめまして。私の名前は沢田黄花です。好きな食べ物はお菓子と果物で、嫌いな食べ物はないです。よろしくお願いしますね。」(にこ) 普通、初めての自己紹介で好きな食べ物言うか?それにしても、綺麗に笑っちょる。こりゃ、クラス全員一目惚れしたんじゃなか?涼太はわからんけど。クラスがシーンとしたなか、ミッチが言った。 「沢田の席は・・・・「俺のところあいてます!!」 「先生!!私のところもあいているわ!!」 「先生!!今あけました!!」 ・・・・・・。こいつらなんなんじゃ?しかも、席を取られた奴泣いてるけん。転校生もびっくりしとるし。ん?今ミッチと目があった・・・・・。は!!もしかして、俺の隣にやるんか!? 「・・・・・・・・・・・・・。じゃぁ、小林。お前の隣空いてるだろ。」 「・・・・・・・。俺なんかより他の奴のほうがいいと思うんじゃが・・・。」 「沢田。今返事したやつ・・・・、あの銀髪の隣だ。」
今、さりげなく俺の言葉無視したのぅ・・・・・・・・・・・・・。覚えてろよ!!!
「はぁ〜い。」
沢田は俺の席の隣に座った。ミッチは何事もなかったように、
「よし。じゃぁ、ホームルーム終わりだ。」
と、言うと教室を出て行った。
「きい!やったね。同じクラスになったんだ!!」
俺の斜め前の席に座っている佐藤が沢田?に話しかけた。
「綺羅!!」
沢田?はうれしそうに笑って言った。
「なんじゃ?知り合いなのか?」
俺は気になったことを聞いた。すると、沢田?はこっちを向いて言った。
「えっと・・・・・、小林さん?だっけ?」
近くで見るとやっぱり綺麗だった。
「小林雅直じゃ。」
俺はそれだけ言った。沢田は少し笑って
「分かった。よろしくね。」
と、言った。
「あぁ。」 俺はまたそれだけ言った。というか、俺の質問に答えてなかと。俺は言おうとしたが、先生が来たから仕方なく言うのをやめた。一応教科書を見せてやろうと思い言ったが、沢田は自分のがあるから平気と言った。それより、どうやってミッチに仕返しをしようかのぅ。