ついにやって来た空紅学校
「あいつ何処行ったんだよ・・・・。」
あの後俺はずっと沢田を探していた。
やっぱりあそこを右だったか?っち!!めんどくせぇ・・・。それにしてもあいつあんなに足速かったんだな。流石というべきだな。あいつは覚えてねぇみてぇだけどな。
「・・・・・・そろそろ戻るか・・・・。」
このまま探してたってあいつらとの練習に間に合うなくなるだけだしな。ん?ちょっと待てよ。今日は確か空紅との練習じゃなかったか?・・・・・やべぇ・・・。急いで戻らねぇと!!
「おっせぇなぁ・・・・・。」
「そのうち帰ってくるじゃろ。それより練習しとったほうがいいと思うんじゃが。」
そのころ部室では龍馬、雅直、涼太、優星がソファーに座ったり、漫画を見てたり、ゆったりとして沖田と黄花のことを待っていた。そんな中、涼太が何かをハッと思い出したように言った。
「なぁ、今日って空紅との練習じゃなかったっけ?」
「「「・・・・・・・・・・あ。」」」
「やべぇ!!沖田はまだ来てねぇのかよ!!」
龍馬が急いで部室のドアを開けて外を見たとき・・・・・
「何急いでるん?清水。」
そこには眼鏡をかけた黒髪の男が立っていた。
バタン・・・・・。
「・・・・小林、俺何かへんなもんが見えたんだけど・・・。」
「気のせいじゃ。」
「おい、龍馬絶対にそのドアを開けるなよぃ・・・・。」
「分かってる・・・。」
と、それを合図にドアをどんどん叩く音が聞こえてきた。
「閉めるなんて酷いやん!!」
「・・・・空耳が聞こえるぜぃ・・・・。」
「大森、日本語間違ってねぇ?幻聴が聞こえるだろ?」
「それよりどうするの?」
「沖田が来るまでの辛抱じゃ。」
4人は無視をすること決めた。
そのころ黄花と白はというと・・・・。
「それでね、俺のところの部長はね眼鏡をかけててねオタクみたいな外見してるんだよ〜。」
「へぇ・・・。」
「あとはね、年下のレギュラーが2人いてね、1人はとってもいい子なんだ〜。犬みたいなんだよ〜。んで、もう1人はね、よく自分で練習してて努力家なんだ〜。たまに俺達のことを先輩って思ってるか分かんなくなるんだけどね〜。」
「ふぅ〜ん・・・。年下もいるんだ。すごいねぇ。」
「でねでね、後もう1人はね身長が小さくってね、ハードルが得意なの〜。よくピョンピョン跳んでて転んでるの〜。」
「そうなんだ。なんか面白そうだね。」
「うん!!とっても面白いよ!!」
と、仲良く話しながら校庭に向かっていましたとさ。