休憩時間
「おい、沢田。」
あの黒い生き物騒動から少しレギュラーが部室の中で休んでいる中、部長s・・・・沖田が私のことを呼んだ。
「何?」
「お前今日部活が終わった後、小林と大森と一緒に俺様の家に来い。」
「なんで?」
「・・・・・・部活の話だ・・・。他のレギュラーも来いよ。」
「何で沖田の家?別に部室っていう物があるから部室でいいんじゃないの?」
「あ?いいだろ別に。俺様にはここは狭いんだよ。」
出た俺様主義。何でこんな奴がもてるんだろう?確かに顔だけはいいけどさ、性格がねぇ・・。
「おい、今失礼なこと考えなかったか?」
「考えてませんよ沖田様。決して、こんな奴のどこが良いの?見たいなことは考えてませんよ。または、顔はいいけど性格はねぇ・・・。なんて考えてないですよ。」
「お前・・・覚えておけよ・・・」
「キャー、雅直ぉ・・・・沖田が睨みつけてきたぁ・・・」(棒読み)
「よしよし。平気じゃよ。」(棒読み)
「沖田のバーカ。」
「よし、沢田一発殴らせろ。」
沖田は拳を作りながら立ち上がった。
「え〜〜〜・・・。痛いからヤダ。ていうことで逃げるが勝ち!!!」
私はそう言うとダッと雅直のもとを離れ、部室を出て校庭行き走り出した。
「っ!!待ちやがれ!!!」
私が急に走り出したのにびっくりしてか少し遅れて追いかけて行った。
「「「「・・・・・・・。」」」」
残された4人はしばらく黙っていた。
「なぁ、沖田から逃げれると思うか?」
残された4人の龍馬が言った。
「一応この部活の部長だから無理だと思うよ。」
「でも、あいつなら逃げれそうじゃけん。」
「結構黄花って速いんだよな。俺より絶対速いぜぃ。だから逃げれるんじゃねぇ?」
「そうか・・・。」
と、こんな話をしていましたとさ。