マネージャーの仕事
「マネージャーって大変だね・・・・・・・。」
「まぁな。でも、お前ならできんじゃねぇ?平気だろぃ。」
私ならって・・・・・。いくらなんでも多くない?ドリンクをレギュラーだけ作って洗濯をして部室の掃除。いくら私でもこんなに出来ないよ・・・・・・。え?少なく見える?私も聞いただけはそう思うけどなんかいっぱい洗濯物があるんだよね・・・・・。はぁ。マネージャーだし、しょうがないからやるか・・。
「教えてくれてありがとう。涼太はもう戻って練習していいよ。後は私一人で頑張ることにするよ。」
「え?でもまだドリンクの作り方知らないだろぃ。」
「平気平気。前の学校である部活のマネージャーやってて作り方は分かるから。」
「本当に大丈夫か?」
「うん!!」
私はそういうと棚からドリンクの粉を出した。ここはアクエリヤスなんだぁ・・・。
「・・・・・・・・・やっぱりここにいることにする・・・。」
「え!?何で!?」
「なんかすごく心配だから。」
涼太はそういうと近くの椅子に座った。
「別に平気なのに・・・・。そうだ!!ねぇ、皆の好み教えてくれない?」
「あいつらの好み?」
「そう。」
「確か・・・・・・圭吾は薄い味が好きで、雅直が何でも平気で、龍馬は濃い味が好きで、優星は普通で、俺は甘い物がすきだぜぃ。」
涼太はにっと笑った。でもまぁ、よくこんなに覚えたねぇ・・・・・。記憶力がいいのかな?それより皆好みが違うのね・・・・・。しかも、甘い物って・・・・私と同じじゃん!!わぁ〜、涼太と話し合いそうだなぁ。って、それより早く作らなくちゃ。
私はさっき出した粉をレギュラーの水筒に入れた。そのときさっき教えてもらったように、圭吾?は薄いように、雅直は普通に、龍馬は濃いように、優星は雅直と同じで、涼太は粉と少し砂糖を混ぜたやつにした。そして水は適当に入れといた。(おい!!
「よし。これで後は冷やすだけ。涼太、もう出来たから練習に戻って平気だよ。」
「平気か?」
「何が?」
私はドリンクを入れながら聞いた。
「そのドリンk「平気にきまってるでしょ!!ほら、行ってらっしゃい!」
まったく失礼な。私は涼太を追い出すと洗濯に取り掛かった。洗濯物は結構溜まっていて山盛りになっていた。というか誰も洗濯しなかったのかよ!!洗濯できないならもって帰ればいいのに。
そんなことを思いながらもせっせと洗濯した。スイッチ入れて干してスイッチ入れて干しての繰り返しが4回ほど続いた。
「黄花。ドリンクできてるか?もうすぐ休憩だぜ?」
私が洗濯を干していると龍馬が来て言った。
「バッチリ!!ちゃんと冷えてるよ。」
「初めてなのにすげーな。」
「まぁね♪」(にこ)
私はそういうとまたせっせと干し始めた。
「じゃ、俺また練習してくるな!!///」
「うん!頑張ってね!!」
龍馬はそういうと走って行ってしまった。なんか顔が赤かったのは気のせいだよね。それとも今日暑いからかな?
私はそんなことを考えながらも洗濯物を干し続けた。
「休憩!!」
ちょうど洗濯物が全て片付いたころ沖田が休憩と言った。レギュラーは皆こっちに来た。私は水筒とタオルを持ち主に順番に渡した。最初は雅直からだ。
「はい。雅直。お疲れ様。」
「ありがとさん。」
えっと、次は龍馬。
「龍馬。お疲れ様。」
「おう!!」
次は優星っと。
「はい。優星。お疲れ様。」
「黄花もお疲れ様。」
「ありがとう。」
次は涼太。
「ほいよ。涼太。さっきはありがとうね。」
「あんぐらいどうってことないぜぃ。」
最後は・・・・・部長の沖田・・・・・・。この人苦手というかなんていうかあんまり好かないんだよねぇ・・。
「はい。部長さん。」
「あぁ・・・・・・。」
よし。これでOK。確かまだ部室の掃除があったはず。早くやっちゃおう。
私は部室を片付けるために中に入った。中は結構綺麗なんだよね。どうしよっかなぁ・・・・。そう考えていると雅直が入ってきた。
「黄花。どうかしたんか?」
「いやあのさ、部室の掃除どうしよっかなぁって思って。」
「綺麗だから別にしなくてよか。後は何が残っとるんじゃ?」
「何もない・・・。」
そう答えると雅直はニッと怪しい笑みを浮かべ言った。
「じゃぁ、俺達の練習見てるとよか。」
それだけいうと雅直は部室を出て行った。
「そうか・・・・。そうだよね。」
皆のことを見とくのも大切だよね。よし。そうなれば外に行こう。
私は部室を出て皆を見てみた。タイムを計っている人、棒高跳びの練習をしている人、ハードルの練習をしている人など自分達でいろいろな練習をしていた。
皆頑張ってやっているのがすごく分かる・・・。大会が近いのかな?あっ!!涼太だ。へぇ・・。涼太は短距離なんだ。で、雅直が中距離で龍馬と部長が長距離ねぇ。あれ?優星はどこだろう?
私は周りを見回してみると優星は棒高跳びの練習をしていた。
身長が小さいのによく出来るなぁ・・。でも、なんか足怪我してる・・・・。手当てしとこっかなぁ。私は部室の救急箱をもって、優星のところに行った。
「優星足怪我してるでしょ。」
「え?」
「ちょっと見せて。」
私はしゃがんでみてみた。傷は浅いが結構大きい。救急箱から消毒液とガーゼを出して手当てをし始めた。
「何で分かったの?」
手当てをしてる途中優星が聞いてきた。
「だって、ほんの少しだけ歩き方がおかしかったもの。」
私は最後にガーゼをはって言った。
「よし。お終い。練習続けていいよ。」
「・・・・・・・・ありがとう。」
優星はそういうと、練習を始めた。私も部室に戻り救急箱を片付けて、乾いている洗濯物だけを取り込みたたんだ。
こんにちは。ここまで読んでくれてありがとうございます!!もう感謝です。それでここまで読んでくれた皆さんにどのキャラが好きなのか教えてもらいたいんです。感想も書いてくれればめちゃくちゃ頑張ります!!これからもよろしくお願いします。