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微エロ・・・というよりなんかそんな感じの話してるってだけですw
ようやく来ましたよ、この話で一番の危険人物がっw
首に這うその感覚の正体が、その助けてくれた人の舌だと気づくのにそう時間入らなかった。
「な・・・に・・・・っん・・・・・。」
足に力が入らなくて、そのせいで押しのけることもできなくて。朝貴は必死にもがいた。だがそれも空しく一気に首筋を上がってきた舌の感覚に朝貴の身体は最大限に震えあがった。
こ・・・こんなこと・・・あの会長にもさせたことないのにぃ・・・・・。なんなのこの人は~!!
ようやく後ろにいた人物は朝貴から離れた。朝貴は腕を使って身体を引きずりつつその人から、出来るだけ離れた。そしてようやくその人物を見た。金髪は肩に掛かるほど伸ばされ、まるでライオンのたてがみのようになっている。そして綺麗な青い瞳はいたずらを仕掛けた子供のように笑っている。
「貴方・・・誰なんですか・・・・!?なんで・・・こんな・・・。助けてくれたのには・・・お礼を言いますけど・・・でも・・・なんでなめ・・・・っ・・・。」
「何となく。反応見てみたかっただけさ。一年で会計に任命された奴の反応ってやつをよ。案外うぶな反応見せるじゃねーか。まだ会長とヤッてねーのかよ。」
「ヤルって・・・・なにを・・・・。」
「キス以上の先の事。知らないほどお子ちゃまなわけでもないだろ?」
「っ・・・なんで僕と会長がそんなこと・・・・。」
「はぁ?お前と会長デキてるって噂だぜ?」
「できっ!?」
誰そんな噂流してるのは――――――!?ただの先輩後輩だから!!んもう・・・あの会長が毎日毎日僕のこと好きとか言うからぁ・・・っわぁ!?
心の中で一人怒ってた朝貴のあごを、クイッとその金髪の先輩は持ちあげて上を向かせた。
「そういや、お前は俺のこと知らないのか?」
「知りません!」
「くすっ、強気な奴。俺はな、お前の彼氏とおんなじだよ。」
「彼氏って誰ですか!!って・・・・同じ・・・?」
「俺の名前は、峰城龍弥。風紀委員長だ、よろしくな。」
ふ・・・え・・・・えええええ!?風紀委員長―――――――――――!?
「あ・・・あの・・・会長が・・・言ってた・・・危険人物・・・。」
「あの野郎。俺をそんな風に言いふらしやがって。ここでこいつ犯すぞ。」
「っ!!!?」
く・・・食われる―――――――!?????どうしよ~!!
「にしても、あの会長が自分のモノにした奴にまだ手も出してねーなんてな。」
むっ・・・・・だ――――か――――ら――――!!!
ばしっと朝貴は龍弥の手をはたいた。思わぬ朝貴の行動に、龍弥は目を丸くしている。いつの間にか力が再び入るようになっていた足で立ち上がった朝貴は、しっかりと龍弥に言い放った。
「僕は会長のモノでもなんでもないし、誰かのモノになんてなるつもりもみじんもないです!!」
僕は僕だ。
しばし驚いていたようだった龍弥だったが、にやっとわらうと朝気を思いっきり引きよせ、耳元に口を近付けて囁いた。
「余裕ぶっこいてんじゃんか。だったら、俺は必ず、お前を俺のもんにしてやるから、覚悟しとけよ。」
最後に、朝貴の耳のふちを舐めるのを忘れない。一気に足の力が抜けた朝貴はその場にしりもちをついた。
ななななななな・・・・・なんなんだこの人はあああああ!!!!?
顔を真っ赤にし、耳を押さえながらそう思ってる朝貴を横目に、龍弥はその部屋を後にした。
いっそ食われてしまえw
なんてね。
龍弥が一番書きやすいです。