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夕焼けに桜咲く  作者: 朝比奈 黎兎
第4章 文化祭
30/73

*29*

遅くなってしまってますね。

清桜&静香のクラスの出し物が決まらず、結果こうなりました。


私が通ってた学校は文化祭というよりもバザーっぽかったので、こういう模擬店とかは経験がありません……なんてことだ……

なので、すべて私の空想……いえ妄想です。



 会長と静香先輩のクラスにやってきた。そして、朝貴は後悔する。来てしまったことにである。教室のドアには黒いカーテンが引かれ外からは中の様子を見ることはできない。だが明らかに中は薄暗いのがわかる。ドアの前には不気味に枝を垂らしている柳の木の模型。そしてどうやっているのか浮遊する火の玉……。


「あああああ……青葉先輩?これってまさか……おおおおおおお」

「お化け屋敷だぜ」

「ぼ……僕用事思い出したのでこれで……」

「ばればれだっての。何だよ朝貴、お化け屋敷だめか?」

「だっ……ダメじゃないですけど……苦手なだけです」

「そういうのだめって言うんだぜ?なに言ってんだよ、ここまで来たんだし中入って会長と静香に会いに行こうぜ」

「せ……先輩だけ行ってきてくださいよぉ」

「一人でお化け屋敷とかむなしいだろ。ちょうど誰か誘おうって思ってたしさ、ちょうどいいじゃんか!」

「嫌ですぅ!!帰りたいです!!ヤダっ……お化けやだぁ!!」


 だが、抵抗する朝貴を、淳はなんなくお化け屋敷の中へと連れこんでしまった。入った瞬間、朝貴はバッと身をひるがえし、淳の後ろへと隠れた。ぎゅっと淳の着ている制服を掴む。


「案外後ろから来たりして」

「やなこと言わないでくださいよ……ふぎゃあああ!!」

「ぶぶっ、まじびびってんの」

「も……ヤダ帰りたいょ」

「まだ入ったばっかじゃんか」

「ですけどっ……こわっ……」


 そんな朝貴の後ろからささやき声が聞こえてきた。それもものすごい至近距離からである。


「お前の心臓をおくれぇ……」

「ひにゃあああああああああああああああああああああ!!」

「静香」

「え……ふぇ?」


 あ、ほんとだ。なんかすごい頭から血を流してるっていうすっごく怖い格好してるけど、よく見たら静先輩だ。なーんだ、びっくりした。


「んふふ、朝貴君お化けだめなんだ。ぴったりだね」

「ぴ……ぴったりってなんですかっ」

「その格好だとお化けの世界に迷い込んじゃったアリスって感じもするしね」

「はっ!そういえばこの格好だった……」

「怖がって淳に抱きついちゃうのもいいね。出来れば僕に来てくれたらよかったのにな」

「え……抱きつ……ぎゃあああああああ!!」

「ちょ、ぎゃあってなんだよ!!ひで―な朝貴!!」

「ご……ごめんなさい!!」


 あわてて淳から離れた朝貴。だがどんっと何かにぶつかってしまった。


「ふぇ?」

「お皿が……1まーい、2まーい……」

「ひにゅあああああああああああああああ!!?」

「清桜、朝貴君倒れちゃうよ?」

「はははっ、朝貴俺だよ俺」

「か……かいちょ……?」


 怖いよ。会長の格好も怖いよ。どんなのかって?ご想像にお任せします。僕の口からはとってもじゃないけど言えませんー!!会長だってわかった後でもなんか怖いよ!!


「朝貴お化けだめなの知ってたから教えなかったのに。淳ったらつれてきちゃうんだもんねぇ」

「お化け屋敷やるならそう言ってくださいよ!!」

「あれ、来たかったの?」

「絶対にここには近づかなかったです!!」

「だよねー。あ、此処まだ最後じゃないからね。うちのクラス総勢39名と同じ数だけのお化けがいるから。あ、同じ数じゃないか、音響とかいるし……」

「30体くらいかな、お化けの数。朝貴君頑張れ!」

「なら引き返した方が……」

「お引き返しはご遠慮くださーい!」

「そんなぁ!!」


 お伽喫茶で走り回っていた以上にへとへとになって、お化け屋敷から生還したことは言うまでもないのです。

清桜も静香もきっと美形なお化けだっただろうなって思います。

そして、朝貴はお化け屋敷でも浮いてたでしょう。

みなさん、まだ朝貴はアリスのままですよ。

お忘れなく←

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