【プロットタイプ】荒ぶる熱を鎮めたい
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
むず痒さが、痛みへと変化していく。
一週間前程酷くはなく、けれども日常と呼ぶにはどこか気怠い本日が終わった。
基礎体温が僅かに高い気がする。そのせいか何処か熱っぽく、体中がむず痒い。眠気が漣の様に浸食を初め、内蔵に爪を立てたくなった事は一度や二度ではない。
奇妙なものだ。自分の体で、ありありとその変化を受け入れている状態なのに、何処か他人事の様に思える。其れは私が自らの人格を分断し、客観視を強制させているからか。
夕食の後、何となく口が痒くなったので、ソファで寛ぐ瑠衣に抱き着いた。案の定、此方を見ることはせず、指を額に押し当てて、そのまま引き離そうとする。
それでもめげずにもがき続けると、漸く瑠衣の胴体に腕を回す事が出来た。
「物書いてる時に邪魔すんじゃねぇよ」
「身体中が痒いから。其れを治めたくて。本当は噛み付きたいんだけど、其れは夜のお楽しみ」
そう。本当は噛み付いてしまいたいのだ。先程食べたエビチリの様に、口に入れて、咀嚼し、粉々に噛み砕いてしまいたい。
情が体を巡ると何時もこうだった。口の中が痒くて仕方ない。毎日、数時間毎に、この体を引き摺り込みたくなる。
「昨日散々盛ったろ」
「其れで落ち着くなら、此方は苦労とかしてないんだわ」
瑠衣の呆れた声は、うんざりとした感情を込めていた。あまり触られるのが得意ではなく、何方かと言えば接触恐怖症。それでも拒絶しないのは、私が瑠衣を物にしたからだ。
「あるところに、一組のカップルが居ました。彼氏は彼女の事が大好きで、隙があれば彼女に触ろうとします。けれども彼女は触られそうになると、驚いて距離を取ってしまいます。けれども彼女は決して彼の事が嫌いな訳ではありません。
さぁ何故でしょう」
「知らねぇ」
言い終わる前にそうぶった切られた。私の体を受け入れる代わりに、会話を放棄する事にした様だ。顎下に指を回し、そのまま猫でもする様にバラバラと引っ掻きにかかる。
「答えは今の私と瑠衣の状態。接触恐怖症は人より多くの刺激を受け取る。其の情報量が処理し切れず、ショートしてしまう。だからとても気持ち悪がる。諭羅の様にね。
でも其れが好きで堪らない相手なら? 与えられる刺激が甘美な物に変化したら?」
「口が減らないな。万年発情期」
朝の目覚めが頗る良くて、昼寝の寝起きが頗る悪くてむず痒く、夜はその痒さが痛みに変化しています。
コロナとかインフルじゃないけど、節々がいってぇ。
猛烈に悪化している気がする。いつもの事だけど。
鏡花がベタベタと瑠衣に触るのは、手っ取り早く熱を冷ます為。
其れを瑠衣は喜ぶかと言われれば、んな事はなく。ウザったそう。
あの子、接触恐怖症とまではいかないまでも、無意味な接触が嫌いだから。
だからかの関係を見て、ふと思い付いた仮定の話。
私が好きで止まない、グイグイ迫る子と、其れにヒィヒィ言いながら逃げる子の話。
でも嫌がってるのは、恥ずかしさとかその他諸々由来なので、嫌いではないんですよ。
もー大好きでぇ〜!! この組み合わせ!!
そうそう嫌いとかじゃないんですよ。
ただ恥ずかしいとか、取って食われそうとか、自我を失う程の坩堝に叩き落とす前段階という危険予知故にこうなってるだけで。
『怖くないよ〜』『こんなになる程、俺に触られるの好きなの?』って。
あっはー!! 好色な手(自給自足した小説)!!
そうならないのは、瑠衣が堅物ゴリラだから。
これはこれで好きなんですが。




