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サイバーエデン・オフライン〜サ終したゲームが現実に侵食してきたのでヒロイン達と共に平和のために戦います〜  作者: なろうスパーク
WAVE02「子供のゲームや漫画を取り上げる時はその後の一生恨まれる覚悟でやれ」
16/25

版権図鑑②

【アイドルサイアーとミーニャ・ドロッセル】

 バソダイのゲーム企画が主動となって開発された、アイドルを題材にした恋愛育成シュミレーションゲーム。及び、それを中心とした音楽、フィギュア、漫画等によるメディアミックス企画。

 本企画より前に同じアイドルを扱った「ライブライブ」があり、こちらは当初こそユーザーである"あなた"にキャラクターが語りかける形での雑誌連載から始まったが、アニメ化に際してその要素を撤廃し、廃れた街を復興させるためにアイドルになる事を決意した女子校生達の友情とドラマを重視した、それまでのコンテンツノスタンダードであった"俺の嫁"ではなく、あくまでユーザーはキャラクターを応援する立場であるという"推し活"スタイルの走りとなった。

 対するアイドルサイアーは上記との差別化と、他のコンテンツが推し活スタイルでのビジネス展開を始めたがために不足する事になった、昔ながらの俺の嫁スタイル需要に答えるで展開する方式を取る事になった。内容は、プレイヤーは担当アイドルを育てるプロデューサーとなり、人気アイドルを目指しつつ、彼女達と絆を育む事が目的となる。という物。

 世にでた時には既に推し活スタイルがスタンダードになっていた事や、美少女ジャンルに女性ユーザーが加入し始めた時期と重なった事もあり、本作が「未成年のアイドルと成人のトレーナーの恋愛」という事への倫理的な批判はちらほらあった。だが、取り付く島を失っていた俺の嫁世代の年配〜中堅のオタクや、それが気に入った若い世代のユーザーから徐々に人気を集めていった。

 ミーニャ・ドロッセルは本作で育成するアイドルの一人であり、公式ページの「ドイツ生まれの小悪魔系妹ギャル」という説明の通り、プロデューサーを兄と呼び、蠱惑的な態度でからかう。声優を担当したのはそれまでツンデレロリヒロインが中心であった螺宮理子(ネジミヤ・リコ)女史であり、それまでの彼女とは打って変わっての妖艶なボイスは多くのプロデューサーのハートを打ち抜き「螺宮病」と呼ばれる熱狂的なファンを生むことになった。

 全体的な売上は先輩コンテンツであるライブライブに敵わないものの、アイドルサイアーもまた一大美少女コンテンツとして人々を魅了した、のだが…………

 

 

【アイドルサイアー・オルタナティブ】

 そんなアイドルサイアーであるが、その人気からテレビアニメ化が決まった。アニメーション制作はライブライブのアニメも担当した老舗制作会社"パンライス"であり、実力派スタッフが集められた。

 着々と進んでいたアニメ企画であるが、監督を中心とするスタッフの「今のアニメ界の状況に熱い鋼鉄の魂をブチ込んでやらねば!」という場違いな使命感により、企画は大きく変貌。「ありきたりなハーレムラブコメなんかよりも、熱くハードで重厚なストーリーを書きたくないか?」という理由でプロデューサーは存在を抹消され「キャラクターのおっぱいを揺らすくらいなら、その分火薬の爆発を書け!」と内容も原作の"トップアイドルを目指す"から大きく変貌。

 そして紆余曲折あり、本作はアイドル育成シュミレーションから

 

 "地球を襲う謎の宇宙生物に対して、正規の軍人がほとんど死んでしまった為、少女達がロボット兵器I-DOLE(アイドル)に乗り込み絶望的な戦いに身を投じるハードSFロボットアニメ"

 

 という内容へと変貌し、タイトルもここまで変えてしまうと「アイドルサイアー」ではやれないと判断され、「アイドルサイアー・オルタナティブ」と言うあくまでスピンオフ作品という名目でアニメ化される事になった。

 これだけでも原作ファンからすれば困惑ものだが唯一の原作要素であるロボットに乗る少女達、つまりゲームで育成対象だったアイドル達も、原作とは見た目だけが同じの別人レベルでの改変が成された。

 ミーニャ・ドロッセルを例に上げると、単にSッ気のある小悪魔ギャルという程度だった原作から"人類の危機にも関わらず内ゲバを引き起こすヨーロッパ方面の軍の汚れ役を行う殺戮部隊の一員で、殺戮に性的興奮を覚える異常者かつ、無関係な民間人を「ムカついたから」という理由で虐殺する身勝手なクズ"という、原作の要素を露悪的に解釈したようなキャラクターに仕上がっている。

 当然ながら「アイドルサイアー」のアニメ化を期待していたファン層からは困惑と不満の声が続出する事となり、作り直しを求める署名活動も行われた。

 しかし、本作はアイドルサイアーという要素無しでも十分に上質なロボットアニメであり、SNSを中心に若い世代から人気を集め、本家を上回る売上と盛り上がりを見せる所謂「覇権アニメ」となった。

 これによりその後のシリーズはオルタナティブ版を中心に展開する事となり、元のアイドルサイアー以上の知名度を得る事になり、原作ファンの批判の声はSNSを中心としたファンの歓声に掻き消される事となった。

 つまり原作ファンからすれば「追いかけていたコンテンツが勘違いしたスタッフにより全く別物にされて出された挙げ句、それがウケてしまいコンテンツを乗っ取られる」という形になってしまった訳で、今日もネットの片隅では今日もプロデューサーの呪詛が響いている。

 モッツァレラ小隊のミーニャはこのオルタナティブ版では?とされているが、NPCとしての名前は単にミーニャ・ドロッセルであり、どちらのミーニャかは不明。

 

 

【ネビュラシリーズ】

 シブラヤプロ制作の特撮ヒーロー番組「ネビュラマン」、及びその前進となったテレビ怪獣映画「クエスチョンN」とそのスピンオフから形成される一連のシリーズの事。

 当時の怪獣ブームに則って制作されており、怪獣が登場するという点に加えて「その怪獣を倒す正義のヒーロー・ネビュラマンが登場する」という要素が追加された。

 シリーズによって差異はあるが「人間と怪獣の戦いを描く」「主人公が変身アイテムを使う事で50m台の巨大ヒーローネビュラマンに変身する」「ネビュラマンの活動時間が3分であり、限界が近づくと胸のランプが点滅する」という要素は共通している。

 現在最新作「ネビュラマンブルーダー」が放送中。

 

 

【お面ライダーシリーズ】

 上記のネビュラマンと並んで日本三大特撮の一角とされている変身ヒーローシリーズ。制作は老舗映画会社の西映(セイエイ)

 撮影ごとに一々セットを組む必要があるネビュラシリーズに対して、等身大ヒーローが故にその辺でも撮影が可能という利点から生まれた。

 が、平成に入ってからのシリーズはクセのあるストーリーが多く、脚本家や監督の拘りや他の商売敵との差別化を目指した結果、作品としてのクオリティとは別にメインターゲットの子供を置き去りにしてしまうといった事も………。

 こちらもシリーズによって設定の違いはあるが「変身アイテムがベルト」「バイクに乗る」という点は全てに共通している。

 現在最新作「お面ライダーダッシャード」が放送中。


 

【レンジャーシリーズ】

 西映がお面ライダーに続いて繰り出した「極秘戦隊ゴニンジャー」を元祖とする変身ヒーローシリーズ。別名「レンジャー物」や「戦隊」とも呼ばれ、ネビュラマン、お面ライダーと並んで日本三大特撮と称される。

 元々はお面ライダーの企画で上がった「5人のライダー」というアイデアから「5人組のヒーローがチームワークを活かして活躍する」という独自のスタイルを確率。またシリーズが進むに連れて巨大ロボによる巨大戦が行われる等、日本特撮の集大成かつ教科書のような存在であり、それ故かレンジャーを題材にたパロディも数多く存在する。

 現在最新作「国王戦隊オーサマジャー」が放送中。

 

 

【ウィンダムシリーズ】

 上記のアニメ制作会社パンライスにより制作されたロボットアニメ「起動戦記ウィンダム」を第一弾とする一連のシリーズ。

 それまでの、ネビュラマンのような勧善懲悪の強いヒーロー番組の延長線にあったロボットアニメと打って変わって「同じ人間を相手にした戦争を題材にする」「ロボットをMD(モジュールドール)と呼ばれる兵器としてのカテゴリに分類する」という当時としては画期的なアイデアが盛り込まれる等、後に続く「リアルロボット」の元祖となった。パンライスにロボットアニメのイメージが強いのはこのシリーズの影響とされている。

 現在最新作は「起動戦記ウィンダム 金星の聖女」と「ウィンダムビルドオンライン」。

 【次回予告】

 子を産み、育て、死んでいく。

 それ自体は立派な事さ。反出生主義の俺だがそれは否定しない。

 ただ個人的には親になった事で、子供を守るためとか言いながら今まで世話になったアニメやゲームに牙を剥くぐらいなら………俺は一生童貞でいいかもな。

 

 次回「よりによって発情期が来る時期をエロ厳禁の未成年に定義づけたバカはどこのどいつだ」

 

 このイベント、どう攻略する?

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