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ゴミから神への可能性  作者: ノワール
9/10

ギルドへ行こう

「とりあえずお金が少ないな」


俺の手持ちは、ほとんどない。そんなお金で何をするのかというと


「散髪だ!」


そう、俺はずっと山で暮らしていたため、ほとんど髪を切っていないのだ。

さすがに魔法のせいでなった白い髪の毛がぼーぼーじゃあ目立つだろうしな。


「いらっしゃ...イケメン!てか髪長!」


ん?店員さんが何か言ってるな。


「髪をほどほどに切ってくれ」


お金を先に渡して、席に座った。


「兄ちゃん、髪真っ白だな。どうやってそんなに綺麗に染めたんだ?というか、そんな長さになるまでどんだけ放っといたんだ?」


「まぁ、色々あってな。」


「そうか、わかった。床屋はいろんな客が来るからな。詮索はしねえよ。かわいそうに、ううぅぅ...」


な、なんか勘違いしてる気がするんだが?変なこと言うとまためんどくさそうになるから言わないけどね。


そして、髪を切ってもらった。


「兄ちゃんイケメンだな。白い髪の毛も似合ってるぜ。」


「ありがとう。」


そう言って店を出た。


「次はギルドだ。」


お金を稼ぐため手っ取り早いのはやはり冒険者だろう。


「すみません、シンヤというのですが、登録をしたいんですけど...」


一応偽名を使うようにした。


「はい、登録ですね。それでしたら、教官と模擬戦です。こちらえどうぞ。」


受付嬢に案内された場所には、がたのいい教官がいた。


強そうだ。これ負けるんじゃないか?


そんなことを考えていると、教官が話しかけてきた。


「よし、お前が今回の登録志願者だな。俺はギルドマスターのアレンだ。早速だが模擬戦を始めよう。」


「え?俺が持ってるのは本物の剣だぞ?」


教官は木刀をかまえていた。


「さすがに負けない。安心しろ。」


うーん、さすがに負けないとは言っても、こちらはさすがに失礼って感じだしな。


「俺も木刀でいいか?」


「いいが、お前はなかなか自分の腕に自信があるようだな。」


四年間なにもしてないわけではなかったからな。


「ああ、それに失礼ってもんだろ?」


そう言って俺は木刀をかまえた。


「お前がそう言うのなら良い。それでは、、、スタートだ!」


戦闘が始まった。けれど...遅くないか教官。なんか妙にゆっくりなんだが?

そうか!教官は手加減してくださっているのだ!


「ありがとう..ございます!」


お礼を言いながら、教官の懐に入り、(一応)拳を叩き込んだ。


「がはっ!」


教官が壁に飛ばされた。


「しょ、勝者、シンヤ様!よって、ギルド加盟を許可します。」


受付嬢が宣言した。ってあれ?教官気絶してない?受け身くらいとると思ってたんだけど。


「しししし、シンヤさん!強すぎません?もしかして、どこかの町の有名な冒険者様ですか?」


「いやまったく。というかあの教官はすごくいい人だね。わざわざ倒れてくるるなんて。」


「何言ってるんですか!あの人は、元Cランクの初心者狩りとまで呼ばれる方なんですよ!まぁ、そのおかげで下手な人が冒険者にならないで、死者がへってるんですがね。」


「へ?そうなんですか?」


あれ、もしかして普通に勝ったの?

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